除湿機を購入したのは良かったけれど、実際使ってみると効果的に使えているのか不安になることがあると思います。
特に、カビや洗濯物の部屋干し対策に購入されている人は多いでしょうから、うまく活用してきっちり効果を感じたいですよね。
そんな除湿機の使い方にはいくつかのポイントがあって、それを意識すれば今まで以上に使いこなすことが出来るかもしれません。
そこで今回は、
- 除湿機の効果的な使い方はどうするの?
- 除湿機で洗濯物をうまく乾かすには?
- 除湿機の効果でうまくカビを防ぐには?
この3つのポイントに絞ってまとめました。
除湿機の効果的な使い方はどうするの?
除湿機を部屋にセットして運転するだけでは、その効果をフルに活用することが出来ません。
除湿機の効果的な使い方には、大きくみて3つのポイントがあります。
- 大前提の除湿機選び
- 空気の流れ
- 置き場所
細かいところでは他にも言いたいことはありますが、まずはこの三点を意識して使うことで、より効果的な除湿ができるようになると思います。
では、具体的にどういうことなのか順番に見ていきましょう。
除湿機の効果的な使い方:除湿機選び
除湿機には大きく分けて3つの方式に分かれています。
- コンプレッサー式
- デシカント(ゼオライト)式
- ハイブリッド式
それぞれ仕組みには特徴があって、同じ除湿機と言っても実は作りが全く違います。だから、選び方を間違うと、
といったように後悔するケースもあります。
よくあるケースに、
梅雨の洗濯物やジメジメ対策に使いたかったけど、温風がかなり出るから部屋がすごく暑くなってイメージしていたのと違う。除湿機を使ったら部屋が涼しくなってカラッとするんじゃないの?
これは、おそらく冬場に強いデシカント式を購入してしまったので、こういうことが起こってしまったのだと思います。
梅雨や夏場に使いたいときは、コンプレッサー式の方が向いているんですね。
こんなふうに選び方で間違ってしまうと後悔するケースが多いので、効果的に使うためには、まず、
あなたが使いたい用途や季節
というのをはっきりさせるようにしましょう。
それぞれの方式のメリット、デメリットの比較、また、あなたに合った最適な除湿機選びにはこちらの記事が参考になると思うので、是非ご覧になって下さい。
関連ページ>>除湿機の仕組みなど比較してわかる最適な選び方とは?方式値段
除湿機の効果的な使い方:空気の流れ
除湿機の効果的な使い方には「空気の流れ」も重要になってきます。
まず、大切なのは、
部屋を閉め切ること。
梅雨時などは、窓を開けていると外から湿気のある空気がどんどん入ってきます。それだといくら除湿機を回していても効果は薄いので、必ず締め切るようにしましょう。
そして、その上で、
空気を循環させることで、部屋全体の除湿を効果的にすることが出来ます。
その時に、お使いのサーキュレーターや扇風機を使うと空気が循環するので、より効果的な使い方ができるでしょう。
除湿機の効果的な使い方:置き場所
そして、除湿機の効果的な使い方には置き場所に関しても意外と重要です。
除湿機はなるべく狭い部屋で使うほうが効率は良いです。そのほうが室内にある湿気の絶対的な量が少ないから、早く除湿が出来るというわけですね。
広い部屋の場合はエアコンの除湿と併用すると早いので、最初のうちは一緒に稼働させるのも良いと思います。
また、除湿機の置き場所は部屋の中央辺りに置くようにすると良いでしょう。
もし、押し入れの中を中心に除湿したい場合は、その付近に置くのが効果的ですね。
そして、次に触れますが、除湿機には洗濯物の部屋干し目的で購入する人も多いと思います。
その時にも置き場所が大切になってきます。
除湿機で洗濯物をうまく乾かすには?
除湿機を使って洗濯物をうまく乾かすには、
除湿機を洗濯物の真下に置く。
というのがポイントです。
部屋の事情によっておけない場合は、近くに置くことでも大丈夫です。
湿気は常に下に降りていくので、真下に除湿機をおいておけば効果的に除湿が出来るというわけなんですね。
もっと早く洗濯物を乾かしたい場合には、サーキュレーターなどを使って風を当てることもいいですね。
洗濯物を早く乾かすコツは、
これを意識すれば割と早く乾きます。
そして、部屋干しが目的なら除湿機を購入する時に「衣類乾燥」といったような言葉が入っているものを選ぶと良いでしょう。
【パナソニック 衣類乾燥除湿機 デシカント方式F-YZS60】
パナソニックのデシカント式を例に取ると
- ワイドモード:洗濯物を一列に幅広く干したい時に
- スポットモード:少量の洗濯物を乾かしたい時に
- 下向き:靴の乾燥や低いところの乾燥に
このように用途に合わせたモードが用意されていたり、衣類乾燥が完了したら、自動で運転を停止する「カラッとセンサー」を搭載しているので、ムダな運転を抑えることができたりなど、衣類乾燥に特化した機能がついていたりするのでオススメです。
除湿機の効果でうまくカビを防ぐには?
浴室とか窓際とかのカビが気になるから除湿機を使いたい、といった目的で購入される人も多いと思います。
カビが発生するには大きくみて3つの条件が必要で、
- 温度
- 湿度
- 養分
これが揃う環境で発生しやすくなります。
具体的には、
- 温度:20~30℃
- 湿度:65%以上
- 養分:ホコリ、布、ゴミ、人間の垢、ダニの死骸など
夏場の換気がされていない浴室だとか、冬場の暖房の効いた室内とかはカビが出来やすい環境が整っていますよね。
カビが繁殖する大きな原因の一つは湿度なので、除湿機の使用はとても効果が期待できます。
今まで冬場の結露が多くて、そこからカビが発生して困っていたという人が、除湿機を使い始めたら結露がほとんどなくなったというような声もよく聞きます。
お住まいの環境にもよるでしょうが、除湿機で結露やカビの防止には一役買ってくれることは期待できる効果でしょう。
ただ、カビは湿気の問題もありますが、やはりこまめに掃除をしてカビの胞子を取り除くことも大切ですね。カビが発生する条件にはホコリや人間の垢なども関係してくるので、掃除はとても大切です。
また、湿気が室内にとどまることもカビの発生の原因になるので、こまめな換気もしておきたい対策の一つですね。
あとがき
除湿機を効果的に使うためには、最初にどの方式のものを選ぶか?そして、空気の流れや置き場所などもきちんと意識して使うことができれば、その効果を最大限に発揮してくれるのではないかと思います。
うまく除湿が出来るように、あなた自身で除湿機を使う部屋に合わせた方法を色々試してみてくださいね。
また洗濯物をうまく乾かすためには、除湿器がいいのかエアコンの除湿がいいのか迷うことがありませんか?
これについて詳しく別のページでまとめています。
関連ページ>>エアコンの除湿と除湿機ならどちらが早く洗濯物が乾くの?効果
電気代や時間の比較などもしているので、参考になる部分もあると思います。
ぜひ一度こちらも読んでみてください。