ひな祭り

ひなあられの由来や色の意味は?関東と関西の違いや作り方レシピは?

2018年1月29日

ひなあられ 由来

ひな祭りに欠かせないものと言えば、

ひなあられ

ですよね。

でも、どうしてひな祭りにひなあられを食べるのかご存知でしょうか。

そして実は、関東と関西でひなあられが違うというんです。

そんなひなあられが誕生するまでに、どんないきさつがあったのか?

そこで今回は、

ひなあられの由来や色の意味とは何なのか。

また、ひなあられの関東と関西の違いや作り方についてまとめました。

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ひなあられの由来や色の意味は?

3月3日はひな祭りの日ですよね。

ひな祭りは女の子のためのお祭りで、雛人形を飾って歌を歌っておいしいご飯も食べて楽しむ楽しい行事です。

そんなひな祭りで欠かせないものといったら、

ひなあられ

これもひな祭りと聞いたら、真っ先に思い浮かぶ食べ物ですよね。

 

でも、この「ひなあられ」ってどうしてひな祭りの日に食べるようになったのか、ちょっと気になりますよね。

 

実はひなあられは、昔の人が外でも食べられるように手を加えたおやつ感覚で作られたものという説があります。

そしてその元となったのは「菱餅」に由来があります。

緑、白、桃色といったように色鮮やかな飾りの食べ物ですが、これがひなあられと非常に密接な関係にあります。

まずは、このひなあられと菱餅について、由来とともに色の意味を見ていきましょう。

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ひなあられの色の意味や菱餅の関係性

ひな祭り 菱餅

ひな祭りにはどうして「菱餅」や「ひなあられ」が行事食になっているのかというと、実はこれにもしっかりとした意味があるんです。

あのカラフルな見た目は、色鮮やかでひな祭りの雰囲気を上げてくれるだけではなくて、「厄除けの意味」があったり「健康祈願」の意味があったりするんです。

 

その菱餅の起源は、古代中国の上巳節で食べられていた母子草のお餅で、母子ともに健康で過ごせるように祈願した食べ物といった意味があります。

 

それが日本に伝わった時に、この母子草を入れて餅をつくのは縁起が悪いということで「よもぎ」を入れた餅となりました。

それが時代を経て江戸時代になると、「ひしの実」を入れた白い餅が加わって2色の餅になりました。

そして明治時代になると「くちなし」を入れた赤い餅が加わって3色となりました。

これが今の菱餅の原型となっていて、上から順に桃色(赤)、白、緑といった色鮮やかなお餅になっているんです。

 

そして、それぞれの色や順番にはしっかりと意味があって、

クチナシの実(桃色・赤)

解毒作用。赤は魔よけの色。

赤い餅は、この時期から咲く桃の花を連想させます。

そして赤色は魔よけの意味があって、還暦に着る赤色のちゃんちゃんこや小豆を使った赤飯、こいのぼりの吹き流しの赤色や七夕の短冊の赤色などいろんなところで使われています。

ひしの実(白)

血圧を下げる効果。子孫繁栄や長寿、純潔・清純を意味しています。

この白色は「雪」を連想させるとも言われています。

この白色の雪の下に、緑の若葉が芽生えているといった意味もあるようですね。

よもぎ(緑)

厄除け効果。健康祈願の意味があります。

ヨモギの緑色は新芽をイメージさせる色として、春の訪れを感じさせるようになっているのですね。

菱餅の色使いや順番でもこんな意味が込められていたのです。

 

また菱餅は「ひし形」ですが、これは「心臓」を意味していると言われ、こちらも「無病息災」「健康祈願」の意味が込められているのです。(他にもいくつか説があります)

 

ひなあられに比べるとちょっと食べにくいですが、色鮮やかでひな祭りの雰囲気が一気に上がるので、ぜひとも菱餅は用意しておきたいですね。

 

この菱餅については別の記事でも詳しくまとめてあるので、ぜひこちらもご覧になってください

関連ページ

>>菱餅の由来や色の意味は?正しい食べ方や菱餅ゼリーの作り方とは?

 

行事食のひなあられの由来や色の意味

ひな祭りの代名詞ともいえる食べ物が「ひなあられ」ですよね。

 

実はひなあられは、先ほどの菱餅が転じたものと言われる説があります。

 

つまり、菱餅を砕いて細かくして作ったものと言われていますね。

昔は家で雛人形を飾るだけではなく、雛人形に野山や海辺の春の景色を見せてあげる「ひなの国見せ」という風習があったようです。

その時に外でも食べやすいよう菱餅を砕いて「ひなあられ」として持って行ったようですね。

 

まるで遠足のようですね。

 

ひなあられもカラフルな色合いで見た目鮮やかですが、あの色使いも菱餅と同じ意味が込められていると考えられています。

また、ひなあられに「黄色」も加え、この4つの色を四季に見立てて、

一年中娘が健康に過ごせれるように。

こんな意味が、ひなあられに込められているわけなんですね。

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ひなあられは関東と関西で違う?

私は関西生まれなので、ひなあられというとこういう食べ物をイメージしていました。

ひなあられ関西

 

全国どこでもいっしょなのかなと思っていましたが、関東ではポン菓子のように、一つ一つの大きさが関西よりも小さいものだったのですね。

ひなあられ関東

ひなあられには関東と関西でこのように違うようです。

じゃあ、どうしてひなあられが関東と関西で違うのでしょうか?

 

関東と関西のひなあられ誕生の違い

この関東と関西のひなあられの違いには、誕生するまでの過程が違ったからという説があります。

先ほどの「ひなの国見せ」という風習は、もともとは関西のもののようで、この時に菱餅を砕いて細かくし、持ち運びしやすいようにしたのが関西風のひなあられだと言われています。

 

その一方で関東風のひなあられは、

「米をじかに炒って作る爆米(はぜ)」

という菓子が江戸ではやっており、それを『ひなあられ』と命名したからと言う説があります。

 

ですので、ひなあられが誕生するいきさつが異なっていますよね。

 

ここでひなあられに関東と関西の違いが生まれたと言われていますが、定かではありません。

原料も、

  • 関東はうるち米
  • 関西はもち米

すでに材料そのものも違います。

初めてこのひなあられをお菓子として販売を始めたのは、お菓子メーカーの「とよす」のようで、チョコのひなあられもここから生まれたんですね。

 

チョコのひなあられはとてもおいしかったのですが、入っている数が非常に少ないので貴重でした。

 

個人的には黄色のひなあられも甘くておいしかったです。

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ひなあられの作り方レシピは?

さて、そんなひなあられですが、実はこれって家でも簡単に作れるようなんですね。

買ってしか食べたことがないので難しそうだと思っていましたが、子供と一緒に作ったりすると楽しいですよね。

思い出深いひな祭りにもなりますし、もし機会があるならひなあられを作ってみてはどうでしょうか。

 

そんなひなあられの作り方ですが、

用意するものは、

もち米:100cc
粉糖:適量
色粉(赤・緑・黄):適量

 

  1. 170℃の油にもち米を洗わずに入れ揚げていきます。
  2. ある程度大きくなってきたら、ペーパータオルを敷いたバットにすくいとって油をきり冷まします。
  3. 熱がとれたらポリ袋に粉糖とあられを入れ、付けたい色の色粉を入れて振りながらよくかき混ぜます。
  4. これをそれぞれの色を付けていくと完成です。

あとはお好みで塩を少々振りかけてもいいですね。

 

切り餅を使ったひなあられの作り方

切り餅が余っていたら、これを小さくカットしてひなあられにすることもできます。

ひなあられ レシピ動画

こんな感じですね。

 

こちらも振りかける粉によって味が変わるので、お好みのものを選んでください。

醤油味などにしたいときは、フライパンで炒めるとやりやすいです。

 

あとがき

ひなあられの由来や色の意味とは何なのか。

また、ひなあられの関東と関西の違いや作り方についてまとめましたがいかがでしたか。

ひな祭りと言えばひなあられですが、ひな祭りを思い出深くするための食べ物には他にもたくさんあります。

そんなひな祭りを彩る食べ物は、別の記事で詳しくまとめているので、ぜひこちらもご覧になってください。

関連ページ

>>ひな祭りの食事はどんな食べ物が人気?行事食やお吸い物などの料理は?
>>ひな祭りのデザートやお菓子は何がいい?菱餅ゼリーや桜餅、甘酒は?

 

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