私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
鬼に金棒(おににかなぼう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
今度の対戦チームって、市内で一番強いあの野球チームかい?
そうだよ、次はそこと公式試合だってさ。
いやいや、無理だって。
しかも今年は、そのチームにテレビで話題になったピッチャーも入ったらしいよ。
鬼に金棒じゃないか・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「鬼に金棒」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
鬼に金棒の意味とは?
鬼に金棒とは
このような意味があります。
金棒とは、鬼が持っている大きな鉄の棒のことです。
つまり、ただでさえ強い力を持っている鬼に、その上まだ武器を持ってさらに強くなってしまうということですね。
金棒=「かなぼう」と読みますが「鉄棒」とも書く場合があります。
この場合も金棒と読みます。
鬼に金棒の使い方や例文は?
さて、この鬼に金棒という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
鬼に金棒という言葉の使い方は、
- 単純な腕力の話だけではなく、知識や財力など幅広いシーンで使われます
- 「鬼に金棒だ」「鬼に金棒というものだ」といったような使い方が多い
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
鬼に金棒を使った例文は
- 去年優勝チームに、さらに今年から超大物が加入したから鬼に金棒だ。
- クイズ大会で東大卒にクイズ王まで加わったら、鬼に金棒というものだ。
- 当選確実と言われた候補者に、総理が応援演説まで来たのだから鬼に金棒だ。
このような感じでしょうか。
もともと力を持っている人に、さらに強力なプラスが加わることで、他を寄せ付けない状態になっていることが感じられると思います。
鬼に金棒の類義語は?
さて、この「鬼に金棒」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 弁慶になぎなた
- 虎に翼
- 獅子に鰭(ひれ)
こういった言葉が似たような意味を持つ言葉として挙げられますね。
対義語餓鬼に苧殻(おがら)
あとがき
鬼に金棒とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして鬼に金棒を簡単にまとめますね。
意味強い鬼に金棒を持たせると、さらに強くなってしまう
類義語弁慶になぎなた
虎に翼
獅子に鰭(ひれ)
去年優勝チームに、さらに今年から超大物が加入したから鬼に金棒だ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ