夏も7月を越えると本格的な暑さがやってきますが、友達や先生、親戚などにお便りとして暑中お見舞いを送る時期でもありますよね。
そんな暑中見舞いの書き方は特別な形はないですが、いくつかの例文をもとにすると書きやすいものです。
いざ、暑中見舞いを書こうとした時に、
どのように書いたらいいんだろう?
わからなくなると手が止まってしまいますよね。
そこで今回は、そんな暑中見舞いを友達に送る場合の例文を始め、先生や上司、ビジネスの場面の例文も一緒に用意しましたので参考にして下さい。
暑中見舞いを友達に送る場合の例文まとめ
暑中見舞いを友だちに送る場合は、そこまでかしこまった言葉遣いも必要ないと思います。
ある程度の型にいれれば、あとは自由な話題を入れながら書いていければ良いと思います。
では、いくつか例文を用意したので参考にして下さい。
友達に送る暑中見舞いの例文1
暑中お見舞い申し上げます。
暑い毎日が続きますが、皆様お変わりありませんか。
こちらは相変わらずの忙しさですが、なんとか元気でやっております。
以前、○○さんとの会話の中で紹介された中華料理のお店にも行ってきました。
お話の通り雰囲気もよくて、出てくる料理すべておいしかったです。
今度、ぜひご一緒したいですね。
まだまだ暑さが続く気配ですので、お体に気を付けてお過ごしください。
令和○○年 盛夏
友達に送る暑中見舞いの例文2
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨も明けていよいよ暑くなってきましたが、お変わりありませんか。
私は体も元気で、毎日のランニングは今も続けています。
また、夏には水泳のトレーニングに変えて楽しみながら体を鍛えています。
まだまだ厳しい日が続きますが、夏風邪などひかれないようにお過ごしください。
令和○○年 7月
友達に送る暑中見舞いの例文3
暑中お見舞い申し上げます。
今年はまだ厳しい暑さの日は少ないですが、いかがお過ごしでしょうか。
今年も高校野球の時期がやってきましたね。
この時期はこうやって、あなたと野球談義をするのが毎年唯一の楽しみです。
今年も面白い選手がたくさんいるので、今からどんな試合になるのか楽しみですね。
ただ、今年は冷夏になるとのことで、厳しい暑さにはならないような予報です。
選手たちには良いでしょうが、ちょっと物足りなさも感じる気がします。
冷夏で暑さはなりを潜めそうですが、油断されること無くご自愛ください。
令和○○年 盛夏
暑中見舞いの例文として友人に宛てる場合を紹介しましたが、文には共通の話題を入れるとより良いと思います。
また暑中見舞いの文章中の言葉ですが、
暑中見舞い
ではなく
暑中「お」見舞い
「お」を入れるのを忘れないで下さいね。
また、親戚にも送る場合の例文も用意しました。
親戚に送る暑中見舞いの例文1
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨も終わり、暑さがましておりますがお元気でお過ごしでしょうか。
おかげさまで私ども家族一同、なんとか元気で過ごしております。
暑い日が続きますが、ご自愛下さいませ。
令和○○年 盛夏
暑中見舞いを上司に送る場合の例文
次は、上司に暑中見舞いを送るときの例文ですが、さすがに友達のようにざっくばらんに書くのは失礼にあたるので、ある程度言葉は選んで書くようにしましょう。
ただ、その上司との関係性もあると思うので、例文も参考にしながらうまく作ってもらえればと思います。
では、いくつか例文を用意したので参考にして下さい。
上司に送る暑中見舞いの例文1
暑中お見舞い申し上げます。
厳しい暑さが続いておりますが、ご健勝のことと存じます。
日頃はご迷惑をおかけする場面もあり、何かとお世話になることも多く感謝いたしております。
今後も一層の努力のもと、精一杯頑張っていく所存ですのでよろしくお願い申し上げます。
酷暑のみぎり、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
令和○○年 盛夏
上司に送る暑中見舞いの例文2
暑中お見舞い申し上げます。
盛夏の折、○○課長におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます。
今年の夏の休暇では、○○課長のご厚意でご自宅にお邪魔させていただきありがとうございました。
妻と子供も一緒でしたので、ご迷惑をおかけしていないかと心配でしたが、家族共々大変楽しませていただきました。
先日のお礼と感謝の気持ちを込めまして、今年話題にもなっている○○百貨店のハムを別便にてお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。
まだまだ暑い夏が続くようですので、○○課長とご家族の皆様のご健康をお祈りいたしております。
令和○○年 7月
上司に送る暑中見舞いの例文3
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨も明け日ごとに暑さが増しております。
夏の休暇に花火のお誘いをいただきましてありがとうございます。
おかげ様で妻と子供も今から大変楽しみにしています。
しのぎがたい暑さが続きますが、○○課長とご家族の皆様のご健康をお祈り申し上げます。
令和○○年 盛夏
上司に送る暑中見舞いの場合では、会社で顔を合わしていることも多いと思うので、その場合は
- お元気ですか。
- お変わりありませんか。
といったような言葉は省略していいと思います。
代わりに入れるとするなら、
- ますますご清祥のこと、お慶び申し上げます。
- ご健勝のことと存じます。
こういった言葉を入れておくほうが良いかもしれませんね。
暑中見舞いをビジネスで送る場合の例文
暑中見舞いをビジネスで送る場合はある程度堅い文章になると思います。
面白みには欠けると思いますが、取引先の会社やお客さんに失礼の無いように書きましょう。
ビジネスで送る暑中見舞いの例文1
暑中お見舞い申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り有難く厚く御礼申し上げます。
暑さ厳しき折柄、皆様方のご健勝をお祈り申し上げます。
令和○○年 盛夏
ビジネスで送る暑中見舞いの例文2
暑中お見舞い申し上げます。
日頃は格別の御厚情を賜り、誠にありがとうございます。
さて、弊社では下記の予定で夏季休暇を実施させていただく予定です。
甚だ勝手ではございますが、何卒ご了承の上、今後とも宜しくお願い申し上げます。
お盆休みのお知らせ:8月13日~15日
令和○○年 7月
ビジネスで送る暑中見舞いの例文3
暑中お見舞い申し上げます。
厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでございましょうか。
毎々お引き立てにあずかり、厚く御礼申し上げます。
酷暑の折から、くれぐれもご自愛専一に。
令和○○年 盛夏
ビジネスの場合では暑中見舞いの内容に、夏の休暇のお知らせなども入れて書くケースもあると思います。
うまく利用して使い分けてくださいね。
暑中見舞いを先生に送る場合の例文
先生に送る場合には
- 在学中の先生に送る場合
- 在学していた時にお世話になった先生や習い事などの恩師に送る場合
こんなシーンが考えられますよね。
それぞれでちょっと違うとは思いますが、相手は先生にあたるので失礼の無いようにだけはしておきたいですね。
では、いくつか例文を用意したので参考にして下さい。
先生に送る暑中見舞いの例文1
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨も終わり暑さが増しておりますが、お変わりございませんでしょうか。
卒業後、ご無沙汰しており申し訳ございません。
こちらは新しい仕事場で何とか勤めを果たせていますが、まだまだ慣れないことも多く日々業務に追われているところでございます。
また、お盆休みには一度帰省しますので、またお伺いさせていただければと考えてます。
これから暑さも厳しくなると思いますが、ご自愛ください。
令和○○年 盛夏
先生に送る暑中見舞いの例文2
暑中お見舞い申し上げます。
盛夏の候、ますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
こちらはおかげさまで暑さにも負けず、家族一同元気に過ごせております。
これまで長らく一線は退いておりましたが、今年の夏から来年の大会に向けてブランクを埋めるべく特訓を再開いたしました。
以前お話をさせていただいたように、再び先生にはご指導をお願いすることがあるやもしれませんが、よろしくお願い申し上げます。
暑さもこれからが本番とのこと。くれぐれもご自愛くださいませ。
令和○○年 盛夏
先生に送る暑中見舞いの例文3
暑中お見舞い申し上げます。
毎日うだるような暑さが続いておりますが、いかがおしのぎでしょうか。
期末テストが終わってゆっくりする間もなく、受験勉強のため塾の合宿に参加しております。
夏休み前に先生から頂いたアドバイスのおかげか、講師の授業内容もすんなりと入ってくるようになりました。
今まで何を難しく考えていたのかと、もっと早く先生に助言を頂いていたらと思うところです。
この調子なら夏が終わって新学期の実力テストでは、これまで以上の結果を残せそうです。
先生、約束忘れないで下さいね・・・。
暑さもまだまだ続きそうですので、先生も熱中症などには十分注意してくださいね。
令和○○年 盛夏
あとがき
暑中見舞いを友だちに送るときの例文とともに、上司や先生、ビジネスの場合での例文も一緒にまとめましたがいかがでしたか。
暑中見舞いは夏に入ってから送るお便りですが、基本的にはその期間が決まっています。
それは
この約1ヶ月間ということは覚えておきましょう。
もし、この期間中に相手に届かないようであれば、
残暑見舞い
という形で送るようにしましょう。
この暑中見舞いの時期がいつからいつまでなのかは大切なので、覚えておくようにしてくださいね。
そして、ちょうどお中元の時期でもあるので、お中元を送る際の送り状を暑中見舞いとして書いて送るのもいいですね。
例えばこんな感じでどうでしょう。
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨が明けて猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今年のお盆には実家に帰ろうと思っているので、今から子供たちも大変楽しみにしています。
今年は1人増えたので5人で押しかけてしまいますが、よろしくお願いします。
本日は、お父さんの好きだった○○百貨店の佃煮で新製品が発売していたので、今回は2つを別便で送りました。
また戻ったときに感想聞かせて下さい。
これから一層暑くなる気配なので、体には気を付けて下さい。
令和○○年 盛夏
このようにたくさんの例文を参考にすると、なんとなく雰囲気もつかめるし、書き始めも迷うことが少なくなるんじゃないでしょうか。
今回はそれぞれの送る相手によって例文を見てもらいましたが、その基本的な書き方や構成は一緒のような感じです。
言葉遣いなどは友達と上司に送るのとでは違うように、失礼の無いように選んでいきたいですね。
書き方について詳しくは別のページでまとめています。
関連ページこちらでも、それぞれ一つの例文を参考に解説していますので、しっかりと理解したい人はぜひご覧になっておいて下さい。