春先の暖かくなるころから気になりだす紫外線ですが、紫外線を浴びすぎるとシミやシワの原因になったり、皮膚がんを促進させてしまうなど注意しないといけません。
そんな時に必要になるのが「日焼け止め」ですよね。
あなたも日焼け止めをして紫外線をガードしていると思いますが、せっかく塗った日焼け止めも、正しい塗り方をしていないとその効果が得られない場合もあるんです。
そこで今回は、この日焼け止めの正しい塗り方について見ていきたいと思います。
そして塗る順番や量、塗り直しや落とし方、そして使用期限など、日焼け止めを使うポイントについてまとめました。
日焼け止めの正しい塗り方ってあるの?
あなたを紫外線から守ってくれる日焼け止めですが、正しい日焼け止めの塗り方をしていないとせっかく塗ったのにキチンと効果を発揮してくれないケースもあります。
例えば、
- 塗る量が少ない。
- 塗りムラができている。
- シーンにあった日焼け止めを選んでいない。
などなど、日焼け止めは適当に塗っているだけではダメなんですね。
そこで、日焼け止めの正しい塗り方には「5つのポイント」があります。
日焼け止めの塗り方の5つのポイント
- シーンに合わせた日焼け止め選び
- 塗るタイミング
- 塗る量はわりと多めに
- 顔への塗り方
- 腕や足への塗り方
これを順番に見ていくことで、日焼け止めをより効果的に塗ることができると思います。
では、具体的にどうやっていくのか見ていきますね。
日焼け止めの塗り方:1.日焼け止め選び
まずは、
これってどういうことなのかというと、
日焼け止めにもいろんな種類や強さがあって、その時に合わせたものを使う方がより効果的ですよ。
というお話なんですね。
簡単な説明ですが、日焼け止めには「SPF」「PA」といった、日焼け止めの強さを表すものが表記されてます。
こんな表記ですね。
夏の海や山などにレジャーで行くときには、強い日差しが予想できますよね。
なのに、弱い日焼け止めをしても効果が薄くなるというわけです。
どれが強くてどれが弱いのか?シーンに合わせってってどういうこと?
ということについては、別のページで詳しくまとめています。
関連ページ
例えば、ちょっと外で洗濯物をするだけなのに、
こんな日焼け止めは必要ないわけですが、海や山で長時間遊ぶ予定なのに、
こんな日焼け止めだと心もとないですね、といったお話も含めて説明しています。
日焼け止めの塗り方:2.塗るタイミング
次は、日焼け止めを塗るタイミングです。
もちろんのことなのですが、日焼け止めは外に出る前に塗らないと紫外線を浴びてからでは遅いですよね。
だから必ず忘れないように塗ることが必要になります。
また、男性の場合はあまり関係ないかもしれませんが、女性が顔に日焼け止めを場合には、メイクの関係がありますよね。
そこで顔に塗る場合には、
どのタイミングで塗ればいいんだろう?
こんな悩みを抱えている方も多いようです。
そのタイミングとしてよく言われているのは、
これが一つの目安とされていますね。
日焼け止めを塗る前に保湿をしていた方が、顔の乾燥を防ぐのにも役立つし日焼け止めの馴染みも良いようです。
また、肌の水分が少ないとダメージも負いやすいのでこのタイミングが良いですね。
- 化粧水
- 日焼け止め
- 化粧下地
- ファンデーション
この順番ですね。
乳液や美容液を使う場合は日焼け止めの前になりますが、日焼け止め効果が含まれる乳液なども多くあるので、それらを活用すると手間が少なくなると思います。
日焼け止めの塗り方:3.塗る量
日焼け止めが正しく塗れていない原因はこのあたりからになります。
まずは、この塗る量ですね。
日焼け止めの効果が発揮されるためには、
顔全体に塗ろうとしたら500円玉くらいの量になるんですね。
だから、わりと多めだなって思うくらいの量を塗ることが必要になってきます。
日焼け止めの塗り方:4.顔への塗り方
さて、ここまでで日焼け止めの選び方や量がわかったところで、
実際にどのようにして塗っていくのか?
よく見られるのが
手のひらに出してそのまま顔につけて伸ばす。
これだと塗りムラができる事が多く、きちんと塗れていない場所ができる事も多いようです。
そこで、まんべんなく顔全体に塗るためには、
- 額
- 鼻の上
- 右頬
- 左頬
- アゴ
この5点にわけて、そこからまんべんなくていねいに塗って伸ばす方法だと、塗りムラが少なくなると思います。
ちょっと外に出る時間が長い場合は、もう一度同じ塗り方をするといいでしょう。
耳や首の後ろ、デコルテ(鎖骨、首回り)の部分も忘れないようにしましょう。
日焼け止めの塗り方:5.腕や足への塗り方
腕や足への塗り方は、まず腕や足に沿って日焼け止めを長~く出していきます。
それを手のひらで、らせんを描くようにしながら塗っていくとムラなく塗れると思います。
顔の場合は凹凸があるため、塗りムラができやすいから5点に分けて日焼け止めを分散させて塗っていったわけですね。
でも、足や腕はほぼ平面に塗ることができるので、こういったやり方で十分なわけです。
このように、顔や腕などへの塗り方や量など、それぞれでちょっと違うのでキッチリと覚えておきましょう。
環境省:「紫外線環境保健マニュアル」
第3章:紫外線による影響を防ぐためには
P38<図3-3 日焼け止めの塗布量と塗り方>を加工して作成
引用先URL
https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf
日焼け止めの落とし方ってあるの?
次は反対に、日焼け止めの落とし方についてです。
化粧でもそうですが、したまま寝たりすると肌によくないですよね。
だから家から帰って日焼け止めが必要なくなったら、きちんと落とす必要があります。
ふつうに水で洗ったら落ちるんじゃないの?
そんなふうに思うかもしれませんが、水で洗っただけではキレイに日焼け止めは落ちてくれない場合も多いです。
じゃあ、石鹸で洗ったら取れるね!
石鹸できちんと洗うとその大部分は落ちていきますが、最近の日焼け止めはウォータープルーフ(耐水、防水)のものも多くなってきてますね。
その場合は、クレンジングで落とすような説明書きがあると思います。
だいたいはふだん使っているクレンジングで落ちるようなものが多いと思いますが、特に落ちにくい場合は専用クレンジングが必要になる場合もあります。
そういったことはパッケージに書かれていると思うので、使う前に確認しておく方がいいですね。
とはいえ、だいたいは石鹸で落とすことができるものが多いと思います。
そして、やっぱり日焼け止めをしている時間が長いとそれだけ肌への負担になります。
家に帰ったらできるだけ早めに日焼け止めを落として、負担を少なくしてあげることがいいですね。
日焼け止めの落とし方「3つのポイント」
日焼け止めは家に帰ってからなど必要ないときは、キッチリと洗い落とすことが大切ですが、その日焼け止めの落とし方には3つのポイントがあります。
- きつく洗わず優しく落とす。
- 鼻の周り、フェイスライン、耳の後ろなど。
- 保湿ケアを行う
日焼け止めは、だいたい普段使っている石鹸で落ちるものが多いです。
中には、お湯で流すだけで落ちるものも多いですね。
なのでそこまでゴシゴシこすらなくても大丈夫だと思いますし、きつくすると肌を傷めてしまうので優しく洗い落としましょう。
そして鼻の周り、フェイスライン、耳の後ろなど凹凸の大きい部分や手の届きにくい部分は残る場合もあるので、しっかりと意識して洗うようにしましょう。
さらに、日焼け止めをしても長く日に当たっていると、肌は乾燥していることがあります。
皮のめくれや肌の修復にも保湿は大切なので、ローションなどを使うと効果的です。
そんな保湿や日焼け後のケアにオススメなのが
『モイスチャーアロエジェル』
アロエを使った商品ですが、アロエはビタミンやミネラルを豊富に含み、皮膚の炎症を抑える作用や保湿作用が期待できるので、日焼け後のケア、ニキビや肌荒れなどのケアにも使われることが多くなっています。
日焼け後のケアでお悩みの方は一度こちらをご覧になって下さい。
関連ページ>>日焼け後の保湿ケアにおすすめのモイスチャーアロエジェルとは?
このように日焼け対策は、日焼け止めをただ塗るだけでなく、その後の落とし方やケアまでセットで見ておくことが大切なんですね。
日焼け止めの塗り直し方ってあるの?
さて、日焼け止めを塗るとひとまずは紫外線対策ができたことになりますが、実は、だんだんと時間が経ってくるとその効果も徐々に薄れてきます。
というわけではなく、
基本的には2~3時間ほどしたら塗りなおす必要がある。
このように考えられています。
というのも、時間とともに日焼け止めの効果が薄れていってしまうからなんですね。
- 汗で流れ落ちてしまう。
- 脂で浮いてくる。
- 服や肌にこすれる。
- 強い日差しを浴び続けている。
- 日焼け止め自体が劣化してくる。
などなど、色んな原因が考えられるわけなんです。
だから、長い時間外出するときは、塗り直しのことも考えて日焼け止めをしないといけないんですね。
腕や足の塗り直しは、まずタオルで汗などを拭いてからふつうに日焼け止めを塗るときと同じようにすればいいでしょう。
ただ、顔の塗り直しはちょっと悩みますよね。
特に女性の場合は、メイクの関係があるので
クリームを塗りなおすとかどうすればいいの?
そんなふうに感じると思います。
そこで、簡単に日焼け止めが塗りなおせる方法が
日焼け止めスプレーを使う
日焼け止めスプレーならシュッとひと拭きするだけなので、メイクしなおす必要もなく面倒なことが一切ありません。
オススメはこちらの
【アロベビー】UV&アウトドアミスト
*もし赤ちゃんの肌に合わなかっても、公式サイトでは30日間の返金保証があります。
というスプレータイプの日焼け止めです。
SPF15と数値はそれほど大きくなく、配合成分がとにかく優しいので、大人から赤ちゃんまであらゆる年代で使えます。
この商品は、とにかく肌への影響を考えて作られているので、日焼け止めを使ったら肌が荒れたりする人や子供への影響が気になる人にはとてもオススメです。
他にもパウダータイプの日焼け止め(化粧品)を使って塗りなおすと、こちらもメイクを完全に落とさなくても上から塗るだけで塗り直しができると思います。
メイクを落としてから塗りなおすのはちょっと面倒だと思うので、こういった方法でサッと済ませれることを覚えておくと便利ですね。
そして塗り直す前には、必ず
そうでないと日焼け止めの効果もしっかり得られません。
外に長くいる場合は塗り直しも大切になってくるので、そのことも考えて状況に合わせたアイテムを揃えておきたいですね。
日焼け止めの使用期限
日焼け止めの塗り方や落とし方にはどのような方法や順番、必要な量があるのか。
また塗り直しの際の注意点や、日焼け止めを効果的に塗るためのポイントについてまとめましたがいかがでしたか。
日焼け止めも、そのシーンによっていろんな使い分けをすると効果的ですので、あなたのライフスタイルに合わせたものを用意してもらうといいと思います。
どんな日焼け止めがあるのか参考にしたい方は、
関連ページ>>日焼け止めクリームのおすすめは?スプレーやパウダータイプは?
ぜひ、こちらのページを参考にしてください。
日焼け止めと一言でいっても
- クリームタイプ
- スプレータイプ
- パウダータイプ
- 乳液タイプ
- ジェルタイプ
いろんなタイプがあるので、あなたに合ったものが見つかる手助けになると思いますよ。
また、よくある疑問が、
去年の日焼け止めがまだ余っているけど使っても大丈夫なの?
といった悩みです。
まだ使えるのならそのまま使いたいですよね。
そんな日焼け止めの使用期限ですが、特に生ものではないので1年前のものでも大丈夫だと言われています。
ただ、それも条件付きで基本は常温で直射日光が当たらない、湿度の高くない場所で保管していた場合す。
温度変化の激しい場所や直射日光の当たる場所では、一度、変色や匂いがないか確認してみないといけません。
心配ならばやめておいた方がいいですね。
また、保管状態が良いなら、未開封のものだと3年ほどは大丈夫だと言われています。
とはいってもモノにもよると思うので、使い切れる場合はその年で使い切ってしまうのがベストでしょう。
夏は気になる紫外線が強い時期なので、日焼け止めをキッチリ塗って対策するように心がけてくださいね。