2023年の立秋いつ?意味や由来は?

2023年1月26日

立秋 いつ

日本の季節を表すうえでも一つの節目になる

立秋

「立春、立夏、立秋、立冬」というように並べると、どれかは聞き覚えがあると思います。

 

立秋というくらいだから秋に訪れるのかな?

そんなふうに思っちゃいますけど、実はそうではないんですね。

check002  では、そんな立秋は2023年にはいつ訪れるのか?

そして、その意味や由来を一緒に見ていくと、意外と面白いこともいくつかわかってきます。

それでは、この立秋とはいったいどんな季節を表す言葉なのかを一緒に見ていきましょう。

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立秋は2023年にはいつ訪れる?

立秋と聞くと、秋に来るのかなーって思いますけど、実は夏真っ盛りの時に訪れます。

その立秋は

2023年8月8日(火)

この日になりますね。

暑中お見舞いや残暑お見舞いを毎年書かれている人は、この立秋が境目になるので覚えている人も多いと思います。

この立秋を迎えると、暦の上では秋の訪れとなっているんですね。

毎年8月7日ごろが立秋ですが、8月8日になる日もあったりします。

ちなみにここ最近と、今後の立秋の日にちは次のようになります。

 

2023年前後の立秋の日にちはいつ?

2021年 8月7日
2022年 8月7日
2023年 8月8日
2024年 8月7日

今後の立秋の日にちはこのようになっています。

だいたいは8月7日ですが、8月8日の日もあります。

立秋がいつごろかというのは、お盆の前ごろというように覚えておくといいですね。

また、甲子園で高校野球が始まる時期でもあります。

ちなみに8月8日は「タコの日」なんていうふうにも呼ばれています。

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立秋の日にちが年によってズレるワケ

立秋の日にちって8月7日とか8日といったようにちょっとズレがあります。

どうして毎年固定じゃないの?

って思いますよね。

それには、地球の公転がピッタリと365日ではないことが関係しています。

実は、1年って細く言うと、1年=365.242194日

ちょっとズレが有るんですね。

だから、私たちが生活する上で1年が365日と固定して考えてしまうと、

実際には「0.242194日」が毎年ずれていくことになり、合わなくなってきます。

0.242194日≒5時間49分

だから、ほぼ6時間になりますね。

もうお分かりの方もいるかもしれませんが、1年で6時間ずれるので

6時間×4=24時間

4年に1回「うるう年」があるのは、このズレを調整するために設けられているんですね。

だから、他の季節を表す「冬至」「秋分の日」「立春」なども、全部○月○日頃というようになって、毎年変化しているのですね。

補足

このズレの部分だけを考慮していけば、先の日付までほとんどわかるような気がしますが、しかし、国立天文台のホームページによれば、

『春分点は月の引力による章動・金星など他の惑星による地球軌道への摂動などによって、時間にして10分ほど前後にゆれ動くことがある。』

ということが観測されていて、引力とかが常に影響しているようなのです。

だから、毎年春分の日を確定させるにも、直前までデータを集めないと確定までに至らないということなんですね。

だからほかの暦にも影響があると考えられます。

 

さて、立秋という季節を表す言葉は、「秋」という漢字が入っているのに秋に訪れなかったり、この立秋の意味もよく分からないですよね。

次は、そんな立秋の意味や由来について見ていきましょう。

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立秋とは何なの?

さて、立秋とはいったい何なのかということですが、「二十四節気(にじゅうしせっき)」という1年を24分割し、季節を表すために考え出された言葉です。

その中でも立秋は「八節」と呼ばれるくらい、季節の分かれ目として重要な位置になったのですね。

八節の中には、

  • 二至:夏至、冬至
  • 二分:春分、秋分
  • 四立:立春、立夏、立秋、立冬

この8つがあります。

こう見ると、立秋とは結構重要な位置にあるんだなって感じれますよね。

二十四節気は、この八節を更に細かくしたものです。

補足

この八節が細かくなっても「16」ではなく「24」になったのは、1年が「12ヶ月」なので、季節と暦月を関連づけるために、8と12の最小公倍数の「24」が選ばれたというように考えられていますね。

 

これは地球を中心として考えた「天球図」なんですが

天球の図

  • 天球:地球を中心として取り巻く球体
  • 黄道:天球上における太陽の見かけの通り道
  • 天の赤道:地球の赤道面を天球にまで延ばし、天球上と交差してできる大円

 

暦を考える上では地球を中心に見たほうが都合がいいため、このような図で表わされることが多いです。

さて、立秋はどこにあるのかというと、夏至点(黄径90度)と秋分点(黄径180度)の中間にありますね。

立秋(黄径135度)
  • 夏至(6月21日ごろ)
  • 秋分(9月23日ごろ)

このようになっているので、その間「約3か月」、その半分はおよそ「1ヶ月半」になります。

だから、ちょうど8月7日ごろになりますね。

この立秋を迎えると、暦の上では秋の訪れとなっているんですね。

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立秋の意味や由来って?

さて、そんな立秋の意味や由来ですが、立秋というのはもともとは中国で作られたものなんですね。

それが日本に伝わって現在も使われている形になるのですが、先ほど説明した二十四節気が、当時中国の中心だった「黄河流域の寒い気候」に合わせて作られたものなんです。

それをそのまま使っているので、当然季節感がちょっと違うわけなんですね。

だから、昔の中国では、この立秋である8月7日ごろから涼しくなり始めて秋になったワケですが、日本とはちょっとズレが生じてあっていないようになっています。

だから、8月から秋の始まりなんて言われてもピンと来ないかもしれませんが、こういった由来があって今も使われていることになります。

立秋とは、秋が立つと書くので『秋の始まり』という意味になりますね。

補足

この立秋とは8月7日ごろになりますが、この日だけではなくて「期間を表す意味の言葉」として使われることもあって、次の節気である「処暑(8月23日ごろ)」の前日までの期間を指すケースもあります。

 

立秋と秋の季節はいつまで?

さて、暦の上ではこの立秋(8月7日ごろ)から秋が始まるわけですが、一体いつまでが秋になるのでしょうか?

それは、次の立冬(11月7日ごろ)の前日までが秋ということになります。

だから、この立秋を過ぎると「残暑お見舞い」という形に変わります。

関連ページ

>>残暑見舞いの時期はいつからいつまで?そのマナーとは?

11月7日と言ったら、まだちょっと冬という感じはしないですよね。

でも、立冬を迎えることは暦の上では冬ということになり、ちょっと変な感覚に襲われるかもしれませんね。

 

あとがき

2023年の立秋とはいつなのか。

そして、どんな意味や由来があるのか、季節を表す言葉の立夏についてまとめましたがいかがでしたか。

夏至と秋分の日の間にあるのが立秋になりますが、まだまだ秋というには早いような時期ですよね。

だから、本文でもちょっと見ましたが、

  • 立春(2月4日ごろ)
  • 立夏(5月6日ごろ)
  • 立秋(8月7日ごろ)
  • 立冬(11月7日ごろ)

このようになっています。

それぞれ季節としてはちょっと早いような感じですよね。

さて、この立春にちょっと注目してもらいたいのですが、立春(2月4日ごろ)の前って大きなイベントがありますよね。

 

そうです、節分です。

実は、節分って

季「節」を「分」ける。

という意味から「節分」と名付けられたんです。

実は、旧暦で立春は、

check001  冬から春に変わる、春の訪れ

とされていて、また、

一年の始まり

というような意味を持っていたんですね。

だから昔は、この立春が「お正月」のような意味を持っていたんです。

関連ページ

>>立春っていつ?その意味や由来とは?

そして、その前日は「大晦日」のようなもので、いまでも節分として残っているのはこういった大切な節目であったためだと考えられています。

ですので、今回取り上げた「立秋」の前日も節分なんですね。

 

だから、本当は節分は1年で4回あったりするんです。

ということで、立秋の前日の節分でもイベントをしようってことで、

check001  夏の恵方巻き

なんてものも、2014年には某コンビニから発売されましたよね。

さすがに季節外れということで賛否両論ありましたが、今後何かしらの形で他の節分の日もこういったイベントが定着する日も遠くないかもしれませんね。

← 立夏についてはこちら

立冬についてはこちら →

 

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