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時候の挨拶「11月」上旬・中旬・下旬で使える例文と手紙の形とは?

2016年11月8日

時候の挨拶11月

11月というと、気候としては徐々に寒さも厳しくなってくる頃でしょう。

check001  立冬を迎え、暦の上では冬に入ります。

11月3日には文化の日、11月23日の勤労感謝の日など祝日もあり、そんな休みを活かしながら、徐々に終息していく紅葉を楽しめる時期でもありますね。

check002  そんな11月の時候の挨拶にはどういった言葉が使われるのか?

上旬・中旬・下旬のそれぞれで使える例文を、

  • 書き出しの言葉
  • 結びの言葉

として、いくつか用意しました。

そして、それらを合わせてつくった手紙を一つの例文として紹介したいと思います。

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時候の挨拶「11月」上旬・中旬・下旬の挨拶のポイント

11月の季節の言葉には、

深秋、紅葉、残菊、晩秋、季秋、落葉、初霜、冷雨、暮秋、菊花、深冷、霜秋、向寒、夜寒、孟冬、初雪

 

このような言葉が挙げられます。

 

補足

*季節の言葉のあとには「~の候、~のみぎり、~の折」を付ける。

例:深冷の候、向寒のみぎり、冷雨の折など

 

11月の上旬は「深まっていく秋」という事から、季節の言葉も

深秋、紅葉、残菊、季秋
  • 深秋の候~
  • 菊の香り漂う霜月を迎えましたが~
  • うららかな小春日和が続いています~

そして11月の中旬になると、

晩秋、暮秋、初霜、落葉
  • 晩秋の折~
  • 初霜の知らせを耳にする今日この頃~
  • 枯れ葉舞う季節となりました~

さらに、11月の下旬には、

霜秋、向寒、夜寒、初雪
  • 向寒のみぎり~
  • 霜枯れの季節となり~
  • 朝晩の冷え込みが身にこたえる時節となりました~

このように、だんだんと冬が近づいてくるといった様子が季節の言葉からも読み取れるようになりますね。

立冬は毎年11月7日ごろなので、ここから暦の上では「冬」になります。

これが一つの境となるのでわかりやすいですね。

 

立冬について

立冬は毎年11月7日ごろに訪れます。

立冬にはこのように日付として立冬の日がありますが、一方で

期間としての立冬

というのもあります。

 

この期間は、

立冬(11月7日)~小雪(11月21日)

この期間を立冬というケースもあります。

 

そして、暦の上での冬の期間は、

立冬(11月7日ごろ)~立春の前日(2月3日ごろの節分の日)

およそ、この3ヶ月間が暦の上で「冬」という事になります。

立冬については別のページで詳しくまとめています。

関連ページ

立冬とはいつなの?その意味は?食べ物は何が定番?

「節分」との関係なども一緒に触れているので、知ってるとためになると思いますよ。

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時候の挨拶「11月」の書き出しの例文

基本的な手紙の構成として「時候の挨拶」の後には、「相手の安否を尋ねる挨拶」が続きます

つまり、

check001  「時候の挨拶 + 安否の挨拶」

このような形で、書き出しが始まります。

ビジネスや上司、先生などに送る場合は失礼のないようにしたほうが良いと思います。

ただ、そうでない場合には色々な形があっていいと思うので、大きく相手に失礼が無いようにすれば気持ちは伝わると思います。

堅苦しい挨拶だけじゃつまらないですしね。

では、先ほど上で見てもらった11月の時候の挨拶を使ったりして、どういった言葉で書きだしていくのか?

その例文を一挙に紹介しちゃいますね。

 

時候の挨拶「11月」の書き出しの例文

  • 暦の上では立冬を迎えましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
  • 立冬とは申せ、暖かい日が続いております。皆様にはおかわりなくお過ごしのことと存じます。
  • 秋も暮れて冷気も深まる今日この頃、お元気でお過ごしでしょうか。
  • 穏やかな小春日和が続いております。お変わりございませんでしょうか。
  • 晩秋の候、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
  • 向寒のみぎり、皆様にはご健勝でご活躍のことと存じます。
  • 深冷の折、お健やかにお過ごしのことと存じます。
  • 落葉の候、みなさま穏やかにお過ごしのことと存じます。
  • 秋も深まり、朝夕の冷え込みもひとしおです。風邪など召されていませんか。
  • 初霜の便りも聞かれる今日この頃、皆様お変わりございませんか。
  • 野山の様子もすっかり変わり、冬支度の忙しい季節となりました。お元気でいらっしゃいますか。
  • 吐く息も白くなり、冬がもうすぐそこまで来ているようです。おかわりなくお過ごしですか。
  • 行く秋の寂しさを感じさせる今日この頃、お元気でお暮しのことと思います。
  • このところ穏やかな秋の日が続いております。お健やかにお過ごしのことと存じます。
  • 枯れ葉舞う季節となりました。ご機嫌いかがですか。
  • うららかな小春日和が続いています。お元気でいらっしゃいますか。
  • 日がめっきりと短くなってきましたね。風邪など引いていませんか。
  • 暦の上ではもう立冬です。お元気ですか。
  • 落ち葉の季節となり、日ごとに秋が深まってまいりました。
  • 日だまりの恋しい季節です。いよいよ秋も深まってまいりました。
  • 虫の音もいつの間にか聞かれなくなりました。冬の到来ですね。

 

これらの時候の挨拶は、目上の人に送るケースの文と、気軽に友達に送るケースの文が混ざっているので、それぞれで送る人に失礼のないようにチョイスしてください。

では、次は、

check002  最後にどのような言葉で締めるか?

その結びの言葉について見ていきましょう。

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時候の挨拶「11月」の結びの例文

では、先ほどの11月の時候の挨拶を使った書き出しから、最後の締めにどのような文章を使って結びの言葉とするのか?

その例文を一挙に紹介しちゃいますね。

 

時候の挨拶「11月」の結びの例文

  • 深冷の候、お風邪などめしませんよう、くれぐれもご自愛くださいませ。。
  • 向寒の折柄、ご健康にはくれぐれもお気をつけ下さい。
  • めっきり冷え込むようになりました。ご自愛ください。
  • 日に日に寒さがつのってまいります。どうかお体を大切に。
  • 寒さ身にしむ季節となりました。御身を大切にお過ごしください。
  • 師走に向けてお忙しい時期を迎えられることと存じます。どうかご自愛専一に。
  • 日ごとに寒さが増しますが、お風邪など召しませんように。
  • うららかな小春日和が続いてはいますが、冬の気配はきちんと近づいております。お身体に気をつけて。
  • 木枯しの季節、くれぐれもお気を付けくださいませ。
  • 日を追うごとに寒さが厳しくなっています。どうかご健康にはご留意ください。
  • 日に日に寒さがつのってまいります。お身体を大切に、ご活躍をお祈り申し上げます。
  • 師走に向けて、お忙しい時期を迎えられることと存じます。どうぞ夜寒お気をつけて。
  • めっきり冷え込むようになりました。お身体にお気をつけ下さい。
  • これから師走に向けて忙しくなります。お互い風邪などひかないよう気をつけましょう。

 

このようにたくさんの例文を用意したので、これをそのまま使ってもらってもいいし、アレンジしてあなたのオリジナルを作ってもらうのもいいと思います。

色んな文章作りの参考にしてくださいね。

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11月の手紙の例文

では、先ほどの11月の時候の挨拶の「書き出しの例文」「結びの例文」を使って、どういった内容の手紙ができるのか。

一つ手紙の例文を用意しましたので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

*文章としては短めで、わりと親しい人向けの例文としているので相手に合わせて内容は変えるようにしてください。

 

手紙の例文

立冬とは名ばかりの穏やかな小春日和が続いております。お変わりございませんでしょうか。

ここ数日の過ごしやすい日々と休日を利用し、数年ぶりに秋のキャンプを行いました。

夏とは違い、涼しく虫も少なく、おいしい旬の食材をふんだんに使って自然の中で食べる料理は格別です。

焚火をしながら炭火で作る焼き芋は、この季節でしか味わえない醍醐味でとても思い出に残りました。

うららかな小春日和が続いてはいますが、冬の気配はきちんと近づいております。風邪などひかれぬようお身体には気をつけてお過ごしください。

 

 

あとがき

11月の時候の挨拶にはどういった言葉が使われるのか。

そして上旬・中旬・下旬で使う言葉のポイントとその書き出し、結びの言葉、そしてそれらを合わせた手紙の形を見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

11月にもなると、寒さとともに冬の到来を感じる季節です。

過ごしやすい季節ではありますが、日によって気温にもバラつきがあると思います。

寒さで風邪などひかれていないかなど、相手の健康を気遣う言葉とともに、年末に向けて気を引き締めていけるような言葉など添えられればいいのではないでしょうか。

10月の時候の挨拶について

12月の時候の挨拶について →

 

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