お月見

月見団子の意味とは?数はいくつなの?台の名前はなに?

2015年6月11日

月見 団子 意味

月見の時に欠かせない月見団子。

でも、月見の時に

check002  月見団子をお供えするのは、どういう意味があるんだろう?

こんなことを疑問に思ったことはないですか。

実は、それは江戸時代の「あること」のために行われていました。

  • また、その数はいくつ用意すればいいのか?
  • その用意した「月見団子を乗せる台」の名前って、そういえばなんて呼ぶのか?

いろんな疑問がありますね。

今回は、月見団子について深くお話していきたいと思います。

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月見団子の意味とは?

月見になると

085145   「月見団子を供える。」

今でもまだ残っている情緒ある風習として、月見団子があると一晩の楽しい思い出に残るようなお月見になると思います。

このように「月見には団子を供える」というようになったのは、実は江戸時代にまでさかのぼり一般的に広まったとされています。

月は信仰の対象になっており、月に祈りを捧げることで生活の向上や豊穣があるとされてきました。

そして、お月見の時期はもうすぐすると、人の暮らしに大切な

お米の収穫の時期

ですので、お米で作った月見団子を供えることで、これからの収穫を祈る意味がありました。

また月見団子の形が「満月」をイメージしており、健康や幸せも祈りとして込められていたと言われています。

そしてそれを食べることで、

check001  「自分も健康で幸せになる。」

という意味が込められているのです。

そんな月見団子の簡単な作り方やレシピについて、別のページで詳しくまとめているので、今年は手作りの月見団子をつくってみようかな~、と思う人は是非ご覧になってください。

関連ページ

>>月見団子の作り方やレシピとは?その由来とは?十五夜

 

地方によって違うお月見

地方によっては月見団子の代わりにお芋をお供えしたりするところもありますが、ちょうど芋の収穫時期でもあったためですね。

京都の方ではその名残からか、芋型の月見団子を供えるといったところもあります。

実は十五夜は、芋類の収穫を感謝してお供えすることから

check001  「芋名月」

とも呼ばれているくらいなのです。

十五夜ではこのように収穫のお祈りが月見団子の由来となっているのです。

ちなみに、十三夜(十五夜についで美しい月が出るとされる縁起のいい日)では、その年の収穫に感謝の意味を込めてお米で作った団子を供えるという風習があります。

どちらも、収穫への想いが込められたものだったのですね。

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月見団子のお供えのススキについて

また、月見団子と一緒に「ススキ」も供えられますが、これにもきちんとした意味があります。

このススキにはお米の稲穂をイメージして一緒にお供えされていたもので、実際に稲穂をお供えするといったこともあります。

月の神様の依り代が稲穂であるため、月見団子と一緒にお供えされていたのです。

またススキには魔除けの力もあると信じられてきました。

 

月見の時期ついて

先ほど触れた「十五夜」「十三夜」とは一体いつ頃になるのか?

お月見と言えば「十五夜」ですが、実はもうひとつのお月見の日として「十三夜」という日があります。

  • 十五夜は旧暦8月15日
  • 十三夜は旧暦9月13日

 

という日を指していますが、今の太陽暦のシステムと異なるので現代では日にちが毎年変わってきます。

では、今年ではいつを指すのかというと

  • 十五夜は9月10日
  • 十三夜は10月8日

このようになります。

ちなみに今後の日にちがどのようになるかというと

十五夜(旧8月15日) 十三夜(旧9月13日)
2019年 9月13日 10月11日
2020年 10月1日 10月29日
2021年 9月21日 10月18日
2022年 9月10日 10月8日
2023年 9月29日 10月27日
2024年 9月17日 10月15日
2025年 10月06日 11月2日
2026年 9月25日 10月23日
2027年 9月15日 10月12日
2028年 10月03日 10月30日
2029年 9月22日 10月20日
2030年 9月12日 10月9日

こんな感じで、かなりばらつきがあることがわかりますね。

またお月見の日は別名、「中秋の名月」とも言われています。その意味や由来について、こちらで触れているので、より深く知りたい方はこちらもチェックしてくださいね。

関連ページ

>>中秋の名月とはいつ?別名や意味は?読み方満月食べ物

>>中秋の名月の由来とは?お月見でだんごを食べる意味は?

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月見団子の数はいくつなの?

月見団子としてお供えされる数についてですが、これについては【2つの説】があります。

 

月見団子のお供えの数

【第一の説】
  • 12個(下段に9個、上段に3個)
  • 13個(下段に9個、上段に4個)

普段なにもないときは12個、うるう年の時には13個供えるのが一般的とされています。

【第二の説】
  • 15個(下段に9個、中段に4個、上段に2個)

15個というのは十五夜が関係していると言われており、数については地方によっても変わってくるようです。

このように月見団子のお供えの数には、ばらつきがあります。

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月見団子の台はどんな名前?意味は?

月見団子を供える『台』がありますが、この台のことを

【三宝・三方】(さんぽう)

と呼びます。

三宝に白い紙を敷いてから月見団子を乗せます。

台の上に敷く白い紙は、半紙やてんぷらの敷紙などで大丈夫です。

なかなか三宝を持っている家庭は少ないと思いますが、実はアマゾンとか楽天で買えちゃいます。

こちらは通販で販売されている三宝です。

今年のお月見は用意してみようという方は一度覗いてみてください。

 

あとがき

月見団子の由来や意味、またその台にまできちんとした理由があります。

こういったことを知っていると、また違ったお月見の楽しみ方ができるかもしれませんね。

また、当然ですが、月見団子はきちんとお月様に見えるところか、無理なら床の間にお供えするようにして下さい。

ちなみに細かいですが、

085145   「正式にはお月様から見て左にススキ、右に月見団子」

という配置です。

自分からの視点だと逆ですね。

ぜひやってみてください。

 

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