私たちが普段当たり前のように食べる白ご飯。
このご飯には当然様々な栄養が含まれていますが、ご飯は炭水化物がその多くを占めていますよね。
そのご飯の炭水化物は、1合当たり何gくらい含まれていることになるのでしょうか?
また、その量で1日の摂取量が補えるのか?
そんなご飯の栄養についてまとめました。
ご飯の炭水化物の量は何gなの?
私たちが普段おいしくいただいている白ご飯にも、当然いろいろな栄養が含まれていますが、その多くは炭水化物で占められていることは、あなたもご存知だと思います。
でも、一体どのくらい含まれているのか気になる人もいますよね。
例えば、ダイエットしている時に炭水化物の量を計算しながら食事をとっている人もいると思います。
そんなご飯の炭水化物の量ですが、まずは、一般的なご飯お茶碗1杯分(約160g)について見ていきたいと思います。
お茶碗1杯分のご飯のカロリーと炭水化物
だいたいの数字ですが、お茶碗1杯分のご飯の量は160gと言われています。
一食でお茶碗1杯ほど食べる人は多いですよね。
まず、お茶碗1杯分のご飯のカロリーですが、
このようになっています。
では、このうち炭水化物はどのくらい含まれているのか?
お茶碗1杯分のご飯の炭水化物の量というのは、
これくらいの量が含まれています。
あとは、たんぱく質が4g、脂質が0.48gほどとなっていますね。
パンの炭水化物って?
ちなみに以前このサイトでも紹介した
1個あたりの糖質とカロリーは
- 糖質:2.3g
- カロリー:64kcal
こんなふうになっていました。
また、それまでよく食べていた食パンは、
- 熱量:176.4kcal
- タンパク質:6.0g
- 脂質 :2.2g
- 炭水化物 :33.2g
- ナトリウム:301mg
このようになっていました。
お茶碗一杯分のご飯は、食パン2枚分ほどの炭水化物が含まれていることが分かりますね。
また、
という式が成り立つので、お茶碗1杯分のご飯の食物繊維の量がわかれば、しぜんと糖質が何g含まれているのかわかります。
お茶碗1杯分のご飯の食物繊維の量は約0.5~0.6g程度ですので、
ですので、糖質は58.5gとなります。
実は、お茶碗1杯分のご飯には58.5gほどの糖質が含まれているんです。
だからご飯の場合は、ほとんど炭水化物の量が糖質と同じ量になりますね。
ご飯の炭水化物の量は1合でどのくらい?
上ではお茶碗1杯分のご飯の炭水化物量について見てきましたが、ご飯1合ではどのくらいの量になるのか?
まず、ご飯1合分というと
出来上がるご飯の量はおよそ330gになります。
この1合のご飯のカロリーは
このようになります。
関連ページ>>ご飯のカロリーは1合だとどのくらい?卵かけや炊き込みでは?
このときの炭水化物の量が
およそ122g
これくらいの量になりますね。
となると、糖質は約121gほどという事になります。
1日に必要な炭水化物の量はご飯で摂れる?
さて、ご飯のカロリーや炭水化物、糖質の量が分かったところで気になるのは、
1日にどのくらいの炭水化物(糖質)をとればいいのか?
という事ですよね。
特にダイエット中の人は、あまり多くとり過ぎたくない人もいると思います。
ここでは一般的な成人男性、女性についての話になりますが、一般的な成人の摂取カロリーの目安は、
- 男性:約2500kcal
- 女性:約2000kcal
このくらいの数値になっていますね。
*身長や体重、年代や消費カロリーによっても変わってくるので、これはあくまで目安です。
1日の炭水化物の摂取量は、
この摂取カロリーのおよそ6割ほど
というのが厚生労働省の指針の中で理想的だという数字となっています。
つまり、
- 男性:2500kcal×0.6=1500kcal
- 女性:2000kcal×0.6=1200kcal
ここで、糖質が1gあたり4kcalという事を計算に入れると、
- 男性:1500kcal÷4=375g
- 女性:1200kcal÷4=300g
それぞれ、このくらいの量の糖質が1日の理想的な摂取量になります。
ご飯だけで荒々しく炭水化物をとると。
先ほど上で見てもらったように、ご飯の場合はほぼ「炭水化物量=糖質」と考えてもいいくらいなので、これに当てはめるとこのようになります。
ご飯1合の糖質は約121gほどでしたよね。
- 男性:375g÷121=3.09
- 女性:300g÷121=2.48
なので、
- 男性はおよそ3合
- 女性はおよそ2.5合
ご飯だけで1日済ますという荒々しい食事法だとこんな感じに。
まあ、さすがにこれはないと思いますけどね。
お茶碗一杯分の炭水化物(≒糖質)が58.5gなので、1日3杯食べても糖質は175.5gです。
あとは、おかずで炭水化物をとっていくという事になりますが、しっかりお茶碗3杯食べたとしても大丈夫ですね。
あとがき
ご飯の炭水化物の量を、お茶碗1杯分や1合で見てもらいましたがいかがでしたか?
こうやって改めて確認すると、いろんな点で気づくこともあったのではないでしょうか。
今回見てもらった数字はあくまで目安ですが、それでもいくらか参考になる部分はあったと思います。
ちなみに、私たちの脳が1日に消費する糖質は120gと言われています。
頭を動かすだけでこのくらいの糖分を必要としているので、糖分が足りないとうまく頭が回転しなくて集中力が続かなかったりします。
炭水化物の摂りすぎはいけないですが、摂らなさすぎというのもよくありませんよね。
特に過度なダイエットなどは陥りがちなので、無理なく痩せれるような取り組みを心がけて下さいね。
栄養が偏らないようにダイエットを進めていくには、難しいことも多いと思います。
やりすぎるとリバウンドも怖いですしね。
だから、キチンと必要な栄養を取ったうえで、食事の量を減らしていくのが理想的ですね。
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