ゴールデンウィークが近づくにつれて気になるのは、
今年の連休はどのくらいになるのか?
という休みの長さではないでしょうか。
そのGWの一端を担う祝日にはいろんな日がありますよね。
その中の一つに
「昭和の日」
と呼ばれる祝日があります。
この昭和の日とは2024年はいつになるのかご存知ですか?
また、昭和の日と名付けられた由来や意味、また「みどりの日」と深い関係があるこの祝日について今回はまとめました。
昭和の日2024年はいつ
昭和の日と聞いていつだか思い出せますか?
この昭和の日は2024年は
昭和の日はゴールデンウィークの始まりの日になりやすいですが、2024年はちょっと飛び飛びの休日なので、会社の休みの状況によって連休の長さはかなり左右されると思います。
この昭和の日は4月29日で固定されているので、覚えやすい日ではありますが、以前は「昭和の日」という祝日ではなくて「みどりの日」でした。
だから、ちょっとまだ馴染みがなくて覚えていない人も多いと思います。
では、どうして「みどりの日」から「昭和の日」へと変わったのでしょうか?
それはみどりの日制定の由来から流れを見ていくと、わかりやすくなっています。
昭和の日とみどりの日の関係は?
もともと4月29日というのは、昭和天皇の「天皇誕生日」として祝日となっていました。
ただ、昭和天皇の崩御(天皇がお亡くなりになること)があり1989年(昭和64年)の1月7日に、天皇誕生日も変わってしまったわけなんです。
ここから平成と年号が変わりましたよね。
しかし4月29日はGWの1つを担う祝日で、国は国民生活や経済への影響なども考慮して、4月29日の祝日を残したいと考えていました。
その名前をどうするかで議論されていましたが、昭和天皇の自然への深い関心と愛情から、『緑』にちなんだ祝日にしようということで、
みどりの日
というような祝日へと変わり、残すことに決まりました。
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ただ、当初4月29日の祝日の新しい名称として「昭和記念日」という案が挙がっていたのですが、当時の野党の反対によって採用されませんでした。
それがずっとくすぶっており、1992年(平成3年)ごろから「みどりの日」を「昭和の日」に変える運動が起こっていました。
そしてそれは国会でも動きがあり、
- 2000年(平成12年)に一時衆議院を通過も廃案。
- 2005年(平成17年)に4月29日を「昭和の日」とする祝日法改正案が成立。
- 2007年(平成19年)から4月29日を「昭和の日」とし5月4日を「みどりの日」とした。
このような流れがあったのですね。
ですので、4月29日が「みどりの日」という祝日になってから約20年後に「昭和の日」へと変更になったことになります。
だから馴染みのない人も多いわけなんです。
昭和の日の由来や意味は?
では、どうして4月29日を「昭和の日」というような名称にしたのか、その由来はいったい何なのでしょうか?
昭和天皇の誕生日が関わっていることはなんとなくわかりますが、その深い意味はいったいどうなっているのでしょう。
それは先ほどの祝日法の改正でも少し触れていますが、国で議論されていた背景に、多くの国民の「昭和」と言う時代を祝日として残したいとの要望がありました。
これが国会を動かした原動力とも言われています。
国民の祝日に関する法律には、
とされています。
戦争が大きくかかわっている昭和の時代には、様々なことがありましたよね。
大きな復興の時代から急速な高度経済成長やバブル崩壊、これまでの家庭生活を次々と変えていくような変化も大きく見られた時代です。
そんな昭和の時代があったからこそ、今のこの豊かな時代があるということ、戦争の痛みを忘れないということでは、大きな意味を持つのかもしれませんね。
あとがき
昭和の日2024年はいつなのか。
またみどりの日との関係、昭和の日の由来や意味などまとめましたがいかがでしたか。
昭和の日とみどりの日にも、このような関係があったのですがそれにはいろいろと時代背景や動きがあったのですね。
ただ、この昭和の日も「天皇陛下の生前退位」で変わることはあるのかが注目されています。
天皇誕生日は2018年の場合は12月23日で祝日でしたが、大正天皇の誕生日である8月31日は特に祝日ではありません。
この昭和の日はGWを担う祝日の一つなので、なくなるのは考えにくいですが、何かしら名称は変わるかもしれません。
今後どのようになるのか、見守っていきたいところですね。