毎年秋の終わりごろになると、秋分の日がきて祝日になります。
また、9月の第3月曜日は敬老の日なので、それと重なってシルバーウィークとなって大型連休になるときもありますね。
そんな秋分の日は2024年はいつになるのかご存知ですか?
実は、この秋分の日は固定された日ではなく、年によっては違う日になったりするんですね。
どうしてかというと、地球の公転や引力などが影響してズレが生じてしまうからなんです。
じゃあ、どうやって決めているのか?
秋分の日の決め方なども一緒に、秋分の日についてまとめましたのでご覧ください。
秋分の日は2024年はいつ
まず、2024年の秋分の日はいつなのかというと、
冒頭で、
と言いましたが、2016年は9月22日(木曜日)だったんですね。
その前で言うと、2012年が9月22日(土曜日)でした。
2023年は9月23日だったように、基本的に「秋分の日は9月23日」だと考えてもらっていいと思います。
ここから1日前後するといった感じですね。
ちなみに、2012年の秋分の日が9月22日になりましたが、これは何と116年ぶりのことだったようです。
それから、たった4年で2016年に再び9月22日になりましたけどね。
また、以前9月24日になったのは、なんと1979年の出来事。
さらに、この9月24日の秋分の日は、21世紀中にはもう訪れないようです。
秋分の日はそのほとんどは9月23日だけど、こんなふうにズレる年もあるという事を覚えておくといいでしょう。
じゃあ、どうしてたまにズレるのか?
次は、その点について触れていきますね。
秋分の日がずれるのはどうして?
秋分の日がずれるのは、地球の公転周期や月の引力などが関係していると考えられています。
あなたもご存知の通り、1年は365日ですよね。
でもこれって、細かく言うと
こんな風にちょっとズレがあるんですね。
そして、この小数点以下の0.242194日ですが、時間に直すと
だいたい6時間ぐらいのズレがあるわけです。
もう気づかれている人もいるかもしれませんが、1年で約6時間ズレるので、
つまり、4年たつと1日多くなるんですね。
このズレを調整しているのが、うるう年の2月29日なんです。
このズレだけ計算に入れたら、秋分の日も出しやすいとは思うんですが、影響しているのはこれだけじゃなくて、
『春分点は月の引力による章動・金星など他の惑星による地球軌道への摂動などによって、時間にして10分ほど前後にゆれ動くことがある。』
こういった説明が、国立天文台のホームページにも載せられています。
だから実は、秋分の日がいつなのか確定するには、直前までデータを集めないとわからないってことなんですね。
この説明についてですけど、こんな天球の図を見ることもあると思います。
- 天球:地球を中心として取り巻く球体
- 黄道:天球上における太陽の見かけの通り道
- 天の赤道:地球の赤道面を天球にまで延ばし、天球上と交差してできる大円
暦を考える上では地球を中心に見たほうが都合がいいため、このような図で表わされることが多いですね。
秋分の日というのは、
このように考えられています。
実はこれって、かなり特別な日だと考えられていて、それが
秋分の日がお彼岸だと言われている理由
となっているのです。
そんな秋分の日の意味や由来を知ると、さらにこの日が面白く覚えやすくなるので、ぜひこちらもご覧になって下さい。
関連ページ
秋分の日の決め方はどんな計算をしているの?
さて、この秋分の日の決め方ですが、
といった考えですね。
ただし、これも内閣府からの発表がないと正確に秋分の日がいつなのかわかりません。
基本的には、
このようになっています。
この秋分の日は、実は計算式で日にちを割り出せるようになっていて、次のような計算式で算出できるようになっています。
=int(23.2488 + 0.242194 * ( year - 1980)) - int((year - 1980)/ 4)
ちなみに春分の日はこんな計算式です。
春分の日【3月〇〇日】=int(20.8431 + 0.242194 * ( year - 1980)) - int((year - 1980)/4)
*これをエクセルに入れてyearの部分に知りたい年の年号を入れれば計算されて「〇〇」の部分が出てきます。
これは1980年~2099年までの簡易計算式になるようで、大体はこの計算で求めることが出来るようですね。
あとがき
秋分の日はだいたい9月23日と覚えておけばいいですが、このように9月22日や24日にズレることもあるようですね。
そして、9月21日にズレるという日も存在するようですが、それはいつになるのかわかりません。
この秋分の日は「お彼岸」とも言われ、お墓参りをしますよね。
このお墓参りの風習は、実は春分の日も「春のお彼岸」と呼ばれ、お参りする時期となっていますが、秋のお彼岸のほうが馴染みが深いと思います。
そんな、春と秋のお彼岸には、地球と太陽の位置関係が大きくかかわっていて、ものすごく特別な日だという事が分かるんです。
どうして特別な日なの?
それは、こちらのお彼岸についての解説ページでまとめています。
関連ページ>>お彼岸の意味は?墓参りやおはぎを食べたりお供えする理由は?
お墓参りするときにも、また違った気持ちで迎えられるかもしれないので、ぜひ一度ご覧になって下さいね。