ハロウィン

ハロウィンの由来とは?子供向けの簡単説明とお菓子について。保育

2015年6月29日

ハロウィン06

秋の訪れとともにやってくる

「ハロウィン」

あなたはそんなハロウィンの由来についてご存知ですか?

ハロウィンと言えば川崎の仮装大会など、最近急激に浸透してきましたね。

みんなでかぼちゃやジャックオーランタン、ドラキュラ、フランケン、またはハロウィンとは全くかけ離れた仮装をして、大通りを闊歩するといった姿が思い浮かびます。

実はハロウィンの由来は、そんな楽しい仮装とはかけ離れた由来がありました。

そんなハロウィンの由来について、保育園児でもわかるような簡単な子供向けの説明や、お祭りの際にもらうお菓子の意味、

check001  「トリック・オア・トリート」

についても見ていきましょう。

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ハロウィンの由来とは?

ハロウィンとは簡単に言うと「日本のお盆」のようなもので、死者の霊が親族を訪れる夜とされている風習です。

古代ケルト人の秋の収穫の感謝祭に起源があるとされていています。

古代ケルト暦では10月31日が一年の終わりで、この日は

「この世とあの世の境目」

がなくなり、死者の霊が親族を訪れる夜とされていました。

しかし、同時に悪霊、魔物も一緒にこの世に現れてしまうため、

check001  「農作物が荒らされたり魂を取られたり、子供をさらったりする。」

といったような災いともされていたのですね。

そこで、魔物に魂をとられたりしないために、人々は

自ら魔物の格好をして悪霊や魔物から身を守った。

とされています。

私たちの仮装につながっている元々の由来は、身を守るためのものだったのですね。

そして、

  • 同じ仲間の格好をしていることで悪霊をだます。
  • 怖い格好をして、悪霊も退散させる。

といったお話があります。

そこから時代を経て、本来は宗教色の強い風習であったものが、米国などの影響もあり、かぼちゃの中身をくりぬいて作られた、

「ジャック・オー・ランタン」

と呼ばれるランプが作られたり、子どもたちが魔女やドラキュラに仮装して、様々なお家を回ってお菓子をもらう、

「トリック・オア・トリート」

などの風習も生まれてきました。

お菓子をもらうために子供たちが仮装してグループを組んで、パレードのように近所の家をまわったりもされているのですね。

それが日本へと伝わって、今では徐々に仮装パーティのように変化してきました。

 

補足

そんなジャック・オ・ランタンには、実は悲しい一人の男の話が大きく関わっているのをご存じでしょうか?

これについては別のページに詳しくまとめているので、ぜひそちらもご覧になって下さい。

関連ページ

>>ハロウィンの日にちっていつ?起源や意味は?

 

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ハロウィンの由来を子供向けに簡単に説明するとこうなる。

保育園児の子供でもわかるように、子供向けにハロウィンの由来を簡単にまとめてしまうとこんな感じでしょうか。

とある国のお話。

10月31日が一年の終わりの国がありました。

そしてこの日は、死んだ人のお化けがこの世に帰ってきます。
このお化けたちは、人間に取り付いてあの世へ連れて行こうとするのです。

そこでお化けが怖い人々は、

「お化けの格好をして仲間だと思わせよう!」

と考えつきました。

そうするとお化けたちは、お化けの格好をした人々を仲間だと勘違い。
さらには、その格好が怖すぎて逃げていくお化けも。

そうして人々は10月31日にはお化けの格好をして、
悪いお化けたちから身を守るようになったのでした。

おしまい。

いつの時代でも、お化け、霊といったものは形が見えなくて非常に怖いものです。

それは子供であっても大人であっても、そのような存在が認識できないためにいろいろな想像を膨らましてしまいますよね。

また、日本に伝わっているハロウィンでは、仮装の他にもお菓子をもらうといった風習もありますね。

次は、ハロウィンでお菓子をもらうようになった由来について見ていきましょう。

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ハロウィンでお菓子をもらうようになった由来とは?

死者の霊がこの世に降りてくるというお話ですが、そこで人々は悪霊を鎮めるために、
供物を差し出して悪霊を鎮めていたとされています。

そして、それを差し出さなかった家には災いが起こると信じられていました。

キリスト教では11月2日(死者の日)になると

check001  「魂のケーキ (soul cake)」

をもらいながら、次々と村を歩いたのです。

そしてケーキを貰う際に、死者の霊が天国へ行けるようお祈りをすると約束したのです。

これらが、現在子供達が悪霊の仮装をして

Trick or treat(トリック・オア・トリート)

「何かくれないとイタズラするぞ!」

 

といってお菓子をもらう様になったことにつながります。

 

また、トリック・オア・トリートは、

souling(ソウリング)というヨーロッパの習慣

が影響していると言われてます。

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現在のトリック・オア・トリートの由来

そして、トリック・オア・トリートの始まりになっているのが、

1911年のハロウィンの夜に、子供たちが歌を歌いながら近所の家やお店などでお菓子をもらった。

これが始まりとされています。

そして、1927年には

お菓子をもらうためのおどし文句としていたずらっ子たちが、

「トリック・オア・トリート」

という言葉を使い、

「やがて住人は喜んで応じ、小さな強盗(子供)たちを追い払ってしまった。」

という記事が残っているようです。

こうやって記事になったことで広まっていったようですね。それをみんながマネて、だんだん定着していったようです。

そして、1952年のディズニー漫画の

「Trick or Treat」(日本版ではドナルドの魔法使い)

で完全に認知され、世界的に広まっていったとされています。

 

あとがき

このようにハロウィンの由来には宗教的な意味合いが強いもので、日本のお盆のような感じの行事だったのです。

ただ、各国に伝わった時に色々と変化があったりして、今の日本ではハロウィンは仮装パーティのような様相です。

そして、もはやハロウィンの経済効果は1000億円規模と言われています。

ホワイトデーの経済効果はすでに超えているようで、これからも伸びていくイベントとして注目されています。

今後も一層盛り上がりを見せていくであろうハロウィンですが、どのようになっていくのか楽しみですね。

 

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