私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
感慨無量(かんがいむりょう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ついにここまで来たよ。
そうだね、去年はベスト8で負けてそこから辛い日々だったね。
これで、今年は僕らが優勝だ。
ここまできたら、もう勝つしかないよ。
やったよー!やった、勝ったよ!
うう、感慨無量だ・・・。ありがとう。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「感慨無量」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
感慨無量の意味や語源とは?
感慨無量とは
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると、
感慨:心に感じる
無量:はかり知れない
このような意味なんですね。
ここでの「感慨」とは、
そして「無量」は、
といった意味になります。
これが合わさって、
ということになるのですね。
これを略して
感無量(かんむりょう)
このように言うことも多いですね。
感慨無量の使い方や例文は?
さて、この感慨無量という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
感慨無量という言葉の使い方は、
- スポーツなど苦しい思いでやっと優勝した時など、これまでのつらい経験や思いがあふれ出たりするとき。
- 過去を振り返ったり、今まで経験ないことをしたり、単純に「うれしい」といった気持ちだけではなく、様々な思いが混ざり合った感情
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
感慨無量を使った例文は
- 疑惑の判定を乗り越え、ようやくチャンピオンになって感慨無量し涙があふれた。
- 長年夢見てきた世界遺産への訪問は、私の人生で最も感慨無量の経験となった。
- もう二度と立てないといわれた息子が、今こうしてプロのサッカー選手になって活躍することを感無量の思いで見ていた。
このような感じでしょうか。
感慨無量の感情の中には「うれしい」といった感情もあると思いますが、それ以外にもそれまでの経緯で「楽しかった」「辛かった」「苦しかった」など、いろいろ含まれてくると思います。
そういったものをひっくるめて、「心に深く感じること」という意味になっているのでしょう。
感慨無量の類義語は?
さて、この「感慨無量」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
万感の思い
意料無限(いりょうむげん)
感慨多端(かんがいたたん)
完全に同じ意味ではないかもしれませんが、似たようなシーンで使われると思います。
あとがき
感慨無量とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして感慨無量を簡単にまとめますね。
意味心に深く感じること
類義語万感の思い
意料無限(いりょうむげん)
感慨多端(かんがいたたん)
疑惑の判定を乗り越え、ようやくチャンピオンになって感慨無量し涙があふれた。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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