阪神大震災や東日本大震災があったように、いつ自分の身に災害が襲ってくるのかわかりません。
そんな時に困らないために普段から準備しておきたいですよね。
しかし、あなたが今から防災グッズを揃えようとして、最低限必要なものが何なのかパッと思い浮かばないと思います。
そこで、今回は
防災グッズリストで最低限必要なもの
こちらについてまとめました。
また、100均でも買えるようなものや、赤ちゃんがいる場合に必要な物も加えて紹介します。
そして最後には、防災グッズのチェックリストを印刷できるようにしてあるので、是非活用して下さい。
では最初は、防災グッズリストで最低限必要なものから見ていきましょう。
防災グッズリストで最低限用意しておきたいものとは?
何らかの理由で孤立してしまったり、数日は支援が届かないといったことを想定して、とにかく自分や家族の命を守らないといけません。
そのためにはやはり『食料や水』は欠かせないものになります。
食料や水
水は一人1日3リットル程度を目安にするといいと思います。
ですので、2リットルのペットボトルで1.5本です。
3日程度の準備はしておきたいところなので、5本ほど用意すればいいでしょう。非常食には火を通さずに食べられて、保存できる期間が長いものがベストです。
たとえば缶詰、レトルト食品、インスタント食品といったものを用意しておきましょう。
こちらも3日分くらいは用意しておきたいですね。
食事面に関しては最低限これでなんとかなると思います。
防災の時に揃えておきたい非常食などについては、こちらで詳しくまとめているので是非ご覧になって下さい。>>非常食でおすすめの缶詰は?レトルトやお菓子のおいしい商品
救急箱
次は災害で怪我をしてしまった時のための『救急箱』を用意しておきましょう。
その内容は、
- 消毒液
- 絆創膏
- ガーゼ
- 包帯
- 風邪薬
- 整腸剤
- 三角巾
- ハサミ
- 普段処方されている薬
衣類・寝具
次に衣類です。
冬場だと特に厳しいので、ある程度重ね着ができるような衣類を用意しておきます。防寒具、下着、靴下などを用意しておきましょう。
次に寝具です。
こちらも冬場の場合は厳しいので毛布が数枚必要です。
衣類や毛布は「圧縮袋」に入れておくとかさばらずに収めることが出来ます。
100均にも衣類圧縮袋が売られている店舗もあるので、一度ご覧になってみてください。
貴重品
次に貴重品です。
印鑑、通帳、カード類、証明書、パスポートなど
その他の生活用品
そしてその他の生活用品として、
- ティッシュ
- ビニール袋
- 缶切り
- タオル
- ハブラシ
- 石鹸
- トイレットペーパー
- 体拭き
- ウェットティッシュ
- 懐中電灯(ヘッドライト)
- ナイフ
- シャベル
- 簡易トイレ
- 防犯ブザー
- ラジオ
- 電池
- マスク
- ろうそく
- ライターorマッチ
- 軍手
- ボールペン、紙(ノート)
- マジック
この中でも「ラジオ」は、特に持っておきたいアイテムです。
やはり、情報というのは大切ですし、停電した時はテレビなどでは情報の確認ができなくなってしまう可能性もあります。
また、屋外、屋内かかわらず利用できるため、最低限持っておきたい防災グッズの一つです。
今では「防災ラジオ」も多く販売されており、ラジオだけでなくブザーやライト、ソーラー充電が可能だったりと多機能なものも多いですので、余裕のあるときに揃えておくのが良いでしょう。>>防災ラジオのおすすめは?手回しや充電はどう?ライトソーラー
これらの大半は説明がいらないかと思いますが、いくつかわかりにくそうなものを説明します。
【防犯ブザー】
防犯ブザーは、もし自分の位置を知らせたいときに使います。
笛もあるといいですが、ずっと吹いているのはいつ来るかわからない助けが来るまで吹き続けないといけないので体力がいります。
防犯ブザーなら音も大きいし、ある程度は放っておいてもいけるのでこちらがあると便利だと思います。
【マジック】
最後のマジックは、
「自分が立ち寄ったところを他の人に知らせるため」
に持っておきます。
例えば、家が倒壊してあなたが避難所に行ったとします。
災害時に家族が全員一緒でなかった場合、家に兄弟や親、子供が帰ってきたとしたらどこに行ったのかわからないですよね。
その時に行き先を紙に書いて家に貼り付けておいたり、目立つところに置いたりもしくは瓦礫に直接書いたりするんです。
すると戻ってきた家族は、あなたの居場所と安否確認が出来ますよね。
携帯が繋がればいいのですが、繋がらないことも多いので用意しておきましょう。
これは、マジックの他にチョークでもいいと思います。
これらを用意しておけば、最低限の防災グッズとして成立すると思います。
あとはここに
『自分にとって絶対に必要なもの』
を付け加えましょう。
私の場合であれば、仕事で使うデータ類の入ったハードディスクでしょうか。
私は常にバックアップを外付けHDDに取っていて、何かあった場合それを持っていけばなんとかなるようにしています。
あなたにもなにかこういった大切なモノがあると思うので、普段からいつでも持ち出せるような体制を作って備えておいてくださいね。
家族一人一人のリュックを準備する。
これらが防災グッズで最低限必要なリストになります。
ただ、最低限とは言っても結構量がありますよね。
貴重品などは別として、これらは当然一つにまとめておく必要があります。
ですので、家族一人一人に一つリュックを用意して、そこにそれぞれの1日分の衣類、下着、食料、水といったものを入れておきましょう。
あとはラジオや笛(防犯ブザー)、電池、マジック、懐中電灯、救急用品など、そんなにかさばらない物を入れておけばいいでしょう。
残りの食料や水、毛布はかさばるので衣装ケースやコンテナに入れて保管しておけば、災害時に慌てることも少なくなると思います。
災害時は、避難に多少時間がある場合や、全く時間のない場合があります。
もし時間がない場合は、リュックだけでも持って避難できるように備えておく必要がありますね。
そして、すぐに避難できるようにリュックと靴や帽子、ヘルメット、手袋などは寝るときの近くにおいておくのがいいでしょう。
防災グッズリストで100均でも揃うものは?
先ほどの防災チェックリストで最低限必要なものをリストにしましたが、それも含めて100均でも様々な防災グッズに役立つものが販売されています。
ここでリスト化したものは最低限揃えておきたいグッズでないものも含まれていますが、あると便利なものもいれています。
そんな100均でも購入できる防災グッズについてリストアップしてみました。
いいと思うものがあれば、100均を覗いてみてくださいね。
- 非常用持ち出し袋
- 笛
- ペットボトル水
- 簡易トイレ
- ウェットティッシュ
- レジャーシート
- 緊急用ハンマー
- ナイフ
- アイマスク
- アルミシート
- ビニール袋
- 衣類圧縮袋
- 懐中電灯
- 耳栓
- スリッパ
- ウォータータンク
- 軍手
- ローソク
- マッチ
- ガムテープ
- レインコート
- カイロ
- 三角巾
- 乾電池
- 携帯充電器
- マスク
- ガーゼ
- 絆創膏
- 消毒液
これらは、店舗によっても品揃えが違うので販売されていない場合もありますし、年月が経つと販売されなくなっているかもしれませんので注意してくださいね。
防災グッズリストで赤ちゃんがいる家庭に必要な物は?
避難時に赤ちゃんがいると必要な物がいくつかあります。
赤ちゃんの場合は食事面や衛生面の他にも、周辺への配慮も必要になります。
そういった意味でも、「赤ちゃんのための防災グッズ」として必要なものをリストアップしてみました。
- 紙おむつ
- 粉ミルク
- 哺乳瓶
- ベビーフード
- おしりふき、
- 母子手帳
- 抱っこ紐
- ビニール袋
- ダンボール
- おもちゃ
ダンボールですが避難所での生活の際に、長期化してくると周りの目が気になったりします。
とくに体育館などでたくさんの人の目があるので、自分の時間というのがほとんどなくなってしまいます。
そういう時にダンボールがあれば壁の役目を果たしてくれます。
例えば、赤ちゃんに母乳を与えるときなどです。
避難所でもらえると思いますが保証はできません。
赤ちゃんがいない場合でも、ダンボールは役に立つ場面が多いので保管場所に余裕があれば入れておくことをオススメします。
おもちゃもリストの中に入れましたが、これは赤ちゃんが泣き止んでくれない時などのために用意するもので、持ち運びしやすいものであればどんなものでも構わないと思います。
このページでリスト化した防災グッズをpdf形式でまとめています。
こちらで印刷できるので是非活用して下さい。
【ダウンロードを行う前に】
下記ファイルはPDFファイル形式で作成しておりますためご覧いただくためにはAdobe Readerが必要となります。
ご覧いただけない場合はPDFリーダーをインストールください。
■PDFリーダー「Adobe Reader」
(上記はAdobe様のページへの外部リンクとなります。)
あとがき
いつ、どこで地震などの災害が起こるかわかりません。
そんな時のために、普段防災グッズで最低限揃えておきたいリストとしてまとめてみましたが、食べ物などは賞味期限もありますし、何度か入れ替えないといけないものもあります。
そうやっていく内に、次第に防災の意識も薄れてしまいます。
私は大阪に住んでいますが、阪神大震災を経験してその後はすぐに防災グッズを揃えたものですが、年月がたつにつれて疎かになっています。
そして、東日本大震災、熊本地震で再び防災の意識も高まりました。
今後、南海トラフ地震などもいつ起こるかわからないとされているし、準備をしておいて損はないと思います。
食料や水は入れ替えがあるかもしれませんが、それ以外の防災グッズはほとんど入れ替えなくても長い間大丈夫のはずです。
この機会に必要最低限の防災グッズは揃えて何かあってもいいようにしておきましょう。
備えあれば憂いなしですね。
また「防災の日」というのが9月1日にあります。
防災意識を高める日として覚えておくと、定期的にチェックできる日になっていいんじゃないでしょうか。
一度リセットして防災意識を見直すためにも、コチラも読んでみてくださいネ。