子供の節目の時期をお祝いする七五三。
その七五三は、いつお祝いやお参りをするものなのかご存知でしょうか?
縁起のいい日や混雑しない日を選びたいですが、みんな考えることが一緒のようでなかなかうまくいかないこともあります。
仏滅や六曜も気になるところですよね。
では、今年の2024年ではどのようになっているか、確認していきましょう。
また、男の子と女の子では時期や年齢に違いがあるので、その点についても触れていきますね。
七五三のお参りはいつやるの?
七五三のお参り、お祝いは一般的に
『11月15日』
とされています。
ちなみに今年の2022年では11月15日は火曜日となっています。
七五三はどうして11月15日?
では、どうして七五三のお参りが「11月15日」なのかというと、徳川将軍の息子が病弱だったため、その健康を祈って、
「袴着の儀式」
を執り行ったのが11月15日とされています。
それにならって庶民も、11月15日に歳祝いを行うようになったというのが始まりとされています。
他にも、11月15日は二十八宿という暦上の
「鬼宿日(鬼が出歩かない日)」
とされており、何事にも最良とされる日であったことから来ています。
こういった理由で11月15日になっているのですね。
しかし、最近では特別に
「いつの日に絶対しないといけない。」
といったようなこともなく、10月中からお祝いをされている家庭も多く見られます。
早い方は9月にされている方もいるようです。
ですので、11月前後であればいつでもあなたの都合のいい時を見つけてお参り、お祝いされるといいと思いますよ。
では次に、
七五三のお祝いは男の子と女の子での違いはあるのか?
といった点について見て行きましょう。
男の子の七五三のお参りはいつ?
七五三のお参り、お祝いは男の子と女の子で年齢時期が変わってきます。
では、男の子の七五三のお祝いがいつなのかというと、
「数え年で、3歳と5歳の時」
という年齢が一般的な時期とされています。
とくに5歳のお祝いは、
「袴着」
とされ、男として社会の一員になるという意味も込めて、初めて袴を着る儀式として執り行われていたのですね。
女の子の七五三のお参りはいつ?
七五三のお参り、お祝いは男の子と女の子で年齢時期が変わってきます。
では、女の子の七五三のお祝いがいつなのかというと、
「数え年で、3歳と7歳の時」
という年齢が一般的な時期とされています。
とくに7歳のお祝いは
「帯解き」
とされ、大人の女性と同じ帯を結んで、着物を着るのが許されるようになるのです。
このように、男の子と女の子では年齢時期が異なるので、七五三のお祝いをいつするのか覚えておいてくださいね。
あとがき
3歳を迎えた時は、男の子も女の子も同じくしてお祝いの年齢となります。
3歳のお祝いは
「髪置き」
といって、それまで剃っていた子供の髪の毛を、伸ばし始める儀式のことを言います。
この時に、
「白髪頭まで長生きしますように。」
という願いを込めて、白髪に見立てた綿の帽子を子供にかぶせてお祈りをしていたのです。
また、都合によって10~11月がちょっと難しいという場合、いつまでなら大丈夫なのかというと、一般的には
「12月31日」
つまり年が変わる前までなら、とされています。
ただ、さすがに年末に七五三というのはちょっと時期も外れていますし、年末は年末の忙しさもあるので難しいと思います。
ですので、いつお参りするか決めかねているなら、9月中のほうがいいかもしれませんね。
また、
「七五三のいつ」
という時期の疑問でよく聞くのが、
『七五三のお参りは仏滅の日でも良いのか?』
ということについてです。
しかしこれについて、
「仏滅 大安 赤口 先勝 友引 先負」の六曜ですが、実は七五三とは関係ありません。
七五三は氏神様に子供の健康を祈る行事ですので、私たち人間が作った六曜とは関係がないのです。
そんな六曜については、大安だけが良い日ではありません。
他の先勝や友引など、意味を見ておきたい人はこちらの記事も参考にどうぞ。
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