自分から残暑見舞いのはがきを送るときや、相手から暑中見舞いや残暑見舞いが届いた時の返事についてどうすればいいのか?
そんな残暑見舞いの書き方について、例文を参考にしながら自分だけのオリジナルの残暑見舞いを作ってみましょう。
また、お礼やあいさつを兼ねた残暑見舞いについても触れていきたいと思います。
残暑見舞いで返事はどのようにすればいい?
暑中見舞いや残暑見舞いを送るときは、
- 「暑い日が続きますがお元気ですか。」
- 「こちらは変わらず元気で過ごせています。」
といったように、
と言った形になりますが、
残暑見舞いとして「返事を返すとき」に、このように返すのは少しおかしいですよね。
すでに相手から、このようなお見舞いが来ているはずですから。
ですので、この場合は、
「ご丁寧な暑中お見舞いをいただき、大変恐縮しております。おかげさまで変わりなく元気に過ごせております。」
といったような文章を添えて、
といったニュアンスの一文を入れればいいと思います。
ただ、暑中見舞いの返事であれば、残暑見舞いとして返すことは何ら違和感ないのですが、
「残暑見舞いに残暑見舞いで返事するのか?」
といったことについてです。
これについてですが、残暑見舞いの返事は、通例は
『残暑見舞いとしては出さず、普通の手紙として返事を返す。』
ということになります。
ただ、今では残暑見舞いとして返事をするといったことも多くの方がされているので、特別気にする必要はないかもしれません。
しかし、残暑見舞いの時期が過ぎている場合は、普通の手紙として出しましょう。
こういった残暑見舞いの時期やマナーについては残暑見舞いの時期はいつからいつまで?そのマナーとは?
こちらの記事をご覧になって参考にして下さいね。
ですので、この場合の返事としては
お忙しい中、残暑お見舞いのお気づかいありがとうございます。
~様も、お元気そうで何よりです。
おかげさまで私ども家族一同も、元気に過ごせております。
といったような一文を添えて、あなたの近況報告を加えたりしていけば、いいお返事ができると思います。
また、相手からお便りをもらったらすぐに返事は出しましょう。
残暑見舞いの書き方は?
残暑見舞いの書き方は上でも少し触れましたが、こちらから送る場合と返事で送る場合でちょっと文面が変わってきます。
また、相手(目上の人など)によっても少し変わりますが、基本的な構成は同じです。
- 残暑お見舞いの挨拶
- 相手の近況や安否を気づかう文章
- 自分の近況報告など
- 相手の健康を気づかう言葉
- 後付
この流れに沿って書いていけば、大丈夫です。
また、暑中見舞いと同様に、残暑見舞いにも「拝啓」「敬具」などの頭語や結語は不要です。
ただし、残暑見舞いの挨拶と後付について注意があります。
実は、お見舞いを出す時期によって、ちょっと文面が変わってくるのでそれについて触れていきますね。
残暑見舞いの挨拶と後付について注意
残暑見舞いの挨拶と後付については、気をつけないといけない部分があります。
それは「残暑見舞いを出す時期」によって、内容が少し変わってくるということです。
残暑見舞いは「8/7~8月末」にかけて送るのがマナーですが、その時期を過ぎてから送る場合は、
冒頭の
「残暑お見舞い申し上げます」
文末の
「令和○○年立秋」
といった言葉入れず、
『時候や季節の挨拶など』
を、使うようにします。
では、実際にどんな残暑見舞いになるのか?
例文を参考にして、
- 通常時
- 返事の場合
- 時期が過ぎた場合
など色んなパターンの残暑見舞いの書き方を、例文とともに見て行きたいと思います。
残暑見舞いの例文と書き方
先ほどの
『残暑見舞いの書き方』
この構成を軸に、残暑見舞いの例文をいくつか作ってみました。
残暑見舞いの例文:友人
残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
こちらは相変わらず仕事に追われた毎日ですが、なんとか元気にやっております。
徐々に夏の疲れも出やすい頃なので、お体に気を付けて元気でお過ごしください。
令和○○年 立秋
残暑見舞いの例文:親戚
残暑お見舞い申し上げます。
暑さの厳しい毎日ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
今年は多少時間にも余裕があり、家族で過ごす時間も増えました。
おかげさまで家族一同元気に過ごせています。
残暑もまだ続くとのことですので、どうかくれぐれもご自愛下さい。
令和○○年 晩夏
残暑見舞いの例文:お中元などのお礼も兼ねて
残暑お見舞い申し上げます。
この度は、結構なお中元をいただきありがとうございました。
子どもたちも大変喜んでおり、家族一同、毎日楽しみに頂いております。
おかげさまで、私どもは変わらず元気に過ごせております。
また、こちらに来られた際はぜひお立ち寄りください。
厳しい暑さも続きますが、くれぐれもお体に気を付けてください。
まずはお礼まで。
令和○○年 晩夏
残暑見舞いの例文:返事の場合
残暑お見舞い申し上げます。
お忙しい中、暑中お見舞いのお気遣いありがとうございました。
お元気そうで何よりです。
おかげさまで、私も元気で過ごせています。
今年の暑さはまだまだ続くとのことですので、お体にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。
令和○○年 立秋
残暑見舞いの例文:時期が過ぎた場合の返事
拝復
この度はご丁寧な残暑お見舞いをいただき、ありがとうございました。
お変りなく元気でお過ごしのようで何よりです。
こちらは変わらず忙しい毎日が続いていますが、お陰様で、体だけは元気に過ごせています。
残暑もようやく和らぎましたが、どうかこれからもお体に気を付けてお過ごしください。
敬具
*時期が過ぎた普通のお手紙として出すので、「拝復」「敬具」といった頭語や結語が入りました。
これらの他にも、ビジネスや上司、友人や先生に送るケースの残暑見舞いの文例を参考にしたい人は、こちらのページもご覧になって下さい。
関連ページ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
残暑見舞いの返事にも、その時の時期や状況を考えて色々な書き方があります。
また、例文で見ることで、さらにその状況についての違いを参考にしていただけたらと思います。
暑中見舞いも残暑見舞いも、それぞれにマナーがあったりしますが、
大切なのは「相手を気遣う気持ち」です。
残暑見舞いを送った方も送られた方も、気持ちのいいお見舞いが届くように、あなただけのオリジナルの文章で伝えたいですね。