四字熟語

我田引水の意味や語源とは?その使い方や例文、類義語は?

2017年12月7日

我田引水

私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な

「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」

それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。

あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。

そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、

我田引水(がでんいんすい)

この言葉の意味をご存知でしょうか?

 

ひよこさん、そのパンいらないなら僕がもらうよ。

 

いやこれは最後にとってあるんだ。

 

じゃあ、僕はこの煮物いらないからパンと交換してよ。

 

いや、だからパンは最後に食べるんだって。そんな我田引水な考えじゃ嫌われるよ?

 

じゃあ、この牛乳と交換してよ。

 

いや、だから・・・。

「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、この「我田引水」という言葉の意味についてまとめました。

また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!

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我田引水の意味や語源とは?

我田引水とは、

他人のことを考えず、自分の都合のいいようにな言動や行動をとること

このような意味があります。

それぞれの漢字に分けて考えると

我田:自分の田んぼ
引水:水を引く

つまり、他には構わず自分の田だけに水を引き入れるという勝手な行動から来ています。

お米作りに水は欠かせませんが、その水が自分の田んぼだけに届くように水路を変えたり関止めたりするのは自分勝手ですよね。

このように、我田引水は人のことは考えず自分に都合のいいようにするという意味となったワケです。

これは結構深刻な問題で、家や村同士の大喧嘩にまで発展するような「水争い」と呼ばれる事態になることもよくあったそうです。

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我田引水の使い方や例文は?

さて、この我田引水という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。

我田引水という言葉の使い方は、

  • 「我田引水の~」「我田引水だ」「我田引水に陥る」などの使い方がされる。
  • 良い意味では使われにくい。

こういったシーンで使いたい言葉です。

では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。

 

我田引水を使った例文は

  • 彼の我田引水の行動は、班のみんなを窮地に追い込んでしまった。
  • そんな我田引水の考えではだれも君についてはいかない。
  • 長年同じ仕事ばかりしていると、立場的にも我田引水に陥ってしまいがちだ。

 

このような感じでしょうか。

他人のことを考えず、いろいろと自分勝手な行動をしてしまうと孤立することって多いですよね。

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我田引水の類義語は?

さて、この「我田引水」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。

得手勝手(えてかって)
手前勝手(てまえがって)
牽強附会(けんきょうふかい)

完全に同じ意味ではないかもしれませんが、似たような場面で使われることがあると思います。

 

あとがき

我田引水とはどんな意味があるのか。

その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。

さて、まとめとして我田引水を簡単にまとめますね。

意味

他人のことを考えず、自分の都合のいいようにな言動や行動をとること

類義語

得手勝手(えてかって)
手前勝手(てまえがって)
牽強附会(けんきょうふかい)

使い方・例文

彼の我田引水の行動は、班のみんなを窮地に追い込んでしまった。

 

今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。

 

こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。

普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。

そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。

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>>「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」まとめ

 

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