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熱中症の応急処置の方法は?病院の対処が必要なラインは?

   

熱中症19

熱中症にかかってしまった場合、自分でも他人でも応急処置をして様子を見ないと大変なことになってしまいます。

熱中症ではこの初めの応急処置ができるかどうかで、その後の重症度や死亡率も変わってくるようなんですね。

今回は、この熱中症で行いたい大切な処置方法と、病院受診が必要なラインについて考えてみました。

 

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熱中症の応急処置はどうすればいいの?

熱中症に自分がかかってしまったような苦しさを感じる。

もしくは、他人が熱中症のような症状を訴えている時には、応急処置が必要になります。

 

この応急処置が初めにきちんとできているかどうかで、その後の症状の重症化を防げたり、死亡率を下げたりすることができると言われています。

 

たとえ救急搬送が必要な状況だったとしても、救急車が来るまでの間に応急処置をしているかどうかでかなりの違いがあると言われているので、知っておいて絶対に損はありません。

 

そんな応急処置で最も大切なことは、

体を冷やすこと

熱中症にかかってしまった人は、うまく熱を放出できない体になっていて、熱が内側に溜まってしまっている状態です。

だから、とにかく体を冷やしてその溜まった熱を放出してあげないといけないわけですね。

熱中症の程度にかかわらず、体を冷やすためにはまず炎天下から非難すること。

そして、室内の場合は高温多湿の部屋からうつる事。

 

まずは周りの環境を涼しい状況に変えてあげないと、暑いところでいくら体を冷やそうとしても効率が悪すぎますよね。

 

野外なら日陰や屋内に移動し、風が当たるようにしたりエアコンの効いた場所にうつるなりしたいところです。

屋内の場合、まずは換気して風通りを良くしたり、エアコンや扇風機をつけたりなど涼しい環境にすることが大事です。

 

熱中症の処置のフローチャート

その熱中症の応急処置ですが、こちらの図を見てもらうと、その流れがハッキリしてわかりやすいと思います。

 

熱中症03-01

出典:「熱中症環境保健マニュアル:2-3 熱中症を疑ったときには何をするべきか」
(環境省)を加工して作成
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual/2-3.pdf

 

救急車を呼ぶかどうかの判断は、

意識があるかどうか。

ここが一つの判断基準になりますね。

 

熱中症の処置方法と水分補給

熱中症の処置方法として、まずは涼しい環境にうつるということが大切ですね。

その上で、体がとても熱いような場合、さらに体を冷やしてあげましょう。

 

例えば、保冷剤や氷枕をタオルにくるみ、

  • 首周り
  • ワキの下
  • 足の付け根の前面

このような場所に当てるのが効果的です。

 

これは大きな血流のある場所なので、効果的に体を冷やすために適しているからです。

*このとき、おでこに熱冷ましのシートなどを当てたりするだけでは、体の芯を冷やすことには至らないので、熱中症の応急処置としては正しくないようです。

 

熱中症にかかったときの処置には、「スポーツドリンクなどでの水分補給が大切」と言われますよね。

もちろん水分補給はとても大切なことですが、順番としては「先に涼しいところにうつる事の方が大切」ですので、いつまでも暑いところにいるようなことは避けましょう。

 

また、自分ではなく他人が熱中症になった場合ですが、

もし意識がはっきりしない場合は、水分補給はしない

このように言われています。

 

これは、はっきりした意識がないのに水分補給をさせると、誤嚥して肺に水が流れてしまう恐れもあるからです。

特に高齢者は誤嚥性肺炎などの危険もあるので、意識がない場合の処置は注意したいですね。

 

この熱中症は年々増加傾向にあり、特に高齢者の方の救急搬送が多く重症化しやすい傾向にあります。

高齢者の場合、室内での熱中症もかなり確認されていますが、外気温に対して鈍感になっている部分があったりします。

周りの人が気を付けてあげて、そういった状況下でいつまでもいることが無いようしてあげて下さい。

関連ページ

>>熱中症が増加している原因は?グラフでの確認と死亡に至る理由とは?

 

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熱中症の処置で病院対処が必要なラインは?

熱中症の症状を自分で感じたとき、まず大切なのは涼しい場所に移るということです。

そしてその上で体が熱いと感じたら、保冷剤や氷枕をタオルにくるみ、首周りやワキの下などに当てる処置をしましょう。

そして、スポーツドリンクなどで水分補給ししっかりと休息するのが大切です。

 

こういった対処をして、しばらく休んで体が回復すればとりあえずは安心ですね。

 

でも、これがいつまでたっても(2~3日過ぎても)治らない場合、病院受診したほうがいいでしょう。

 

熱中症にも「重症度」というものがあって、それは大きく3段階に分けられています。

その症状別に分けた表が次の通りです。

 

熱中症の症状別の重症度

分類 症状 重症度
Ⅰ度 めまい・失神
「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不充分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともあります。
筋肉痛・筋肉の硬直
筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。
発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)の欠乏により生じます
手足のしびれ・気分の不快
Ⅱ度 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
体がぐったりする、力が入らないなどがあり、「いつもと様子が違う」程度のごく軽い意識障害を認めることがあります。
Ⅲ度 Ⅱ度の症状に加え、意識障害・けいれん・手足の運動障害
呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある(全身のけいれん)、真直ぐ走れない・歩けないなど。
高体温
体に触ると熱いという感触です。
肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害
これらは、医療機関での採血により判明します

 

環境省:熱中症健康保険マニュアル参照
http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/envman/full.pdf

これは環境省の熱中症健康保険マニュアルを参考に作成したものですが、この、Ⅰ度やⅡ度と分類されているのは、それによっての処置の仕方も変わってくるからです。

 

具体的には、

Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症

 

このように分類されています。

 

つまり、頭痛や吐き気などの症状が出ているということは、熱中症の度合いもそれなりに進行していることがわかりますね。

 

だから、もしあなたが吐き気や嘔吐、それに伴う胃痛や下痢、そして頭痛や倦怠感といった「Ⅱ度」の症状を感じ続けていたら、病院へ行く方が安心でしょう。

もしそれ以上の「Ⅲ度」で高熱が出ていたりするなら、すぐに病院へ行った方が賢明です。

 

また、これ以外で軽い症状だったとしても、何か長引いていると感じて心配なら病院で一度キッチリ見てもらった方が安全です。

とにかく無理はしないという事ですね。

 

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あとがき

熱中症の応急処置の対処法はどうすればいいのか。

また、病院へ行かないといけないサインとは、どんなことが考えられるのかまとめましたがいかがでしたか。

 

熱中症の症状が出たときに、最初の応急処置がきちんとできるかどうかで、すぐ治まるか長引くかどうかも左右されるくらいです。

ですので、体の異変を感じたらしっかりと休息できるようにして、無理はしないようにしましょう。

 

また、他人の場合も、意識の確認や状態をみて水分補給できそうなのか、救急搬送したほうがいいのかなど判断してもらえたらと思います。

とにかく夏場は熱中症が怖い時期なので、こまめな水分補給と休憩を挟みながら、炎天下でいつまでもいるような状況を避けるようにしてくださいね。

 

熱中症は危険な状態まで行くと死に至る怖い症状です。

そんな熱中症に関して、他にもたくさん知っておいて欲しいことがあります。

 

熱中症対策を含め先ほど出た夏バテなど、夏の悩みに関してこちらでまとめているので、気になることは必ずチェックしておいてくださいね。

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