大相撲

相撲の取組の決め方ってどう行う?その組み合わせの順番は?

2017年3月16日

相撲 取組 決め方

相撲の取組はどんな決め方がされているのか気になりますよね。

 

相撲の醍醐味の一つともいえる取組編成

この取組や取組表のことは

「割(わり)」

このように呼ばれることも多いです。

私も今まで、そこまで気にはしていませんでしたが、

 

そういえば、取組ってどうやって決めているんだろう?

思い返すとほとんど知らないわけなんです。

そんな取組の順番や組み合わせの条件は、どのようになっているのか?

その場所を盛り上がりを左右する相撲の取組の決め方について、まとめてみました。

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相撲の取組の決め方ってどうしてるの?

相撲の取組の決め方はどのようにして決められているのか。

意識しないと、なかなか疑問に思わないかもしれません。

相撲通の人は、取組の決め方の事情をよく把握されていると思いますが、相撲の取組は様々な決め方があるようです。

 

まず、この取組を決めているのは、

check001  取組編成会議

このように呼ばれる会議で、

  • 審判部長
  • 副部長
  • 審判委員

この役職が集まって会議が行われるようです。

書記として行司が参加するとのこと。

 

相撲の取組は状況によって決まる。

相撲をずっとご覧になっている方は当たり前のことかもしれませんが、あまり相撲を見ない人にとって、意外と知らないことが

 

初日が始まる前から取組が全部決まっていない。

という事なんです。

 

つまり、その開催場所の最後の取組である「千秋楽」まで決まっているわけではなくて、その場所の成績によって変化がある。

ということなんですね。

というのも、幕内力士は全部で42名以内となっています。

1つの場所では15回の対戦なんですね。

だから、一人の力士が戦えるのは15人だから、全員と当たるわけではないんです。

 

例えばもし、幕尻(幕内で一番下位)だからと言って横綱や大関、関脇と当たらずに全勝で優勝したとします。

これって、優勝したって認められないですよね。

 

まあ、ほとんど幕尻やそのあたりの力士は三役(大関、関脇、小結)とは対戦しませんが、終盤(十日目あたり)になって全勝していたら、対戦させないわけにはいかないですよね。

 

相撲の取組が決まるのは前日、前々日

そういうこともあって、本場所初日と2日目の対戦は、

  • 初日の2日前
  • 3日目の取組からは前日
  • 千秋楽の取組は14日目の夕方

このように決まっています。

 

また、理由はそれだけではなくて、

  • 休場者が出た場合、不戦勝が増えてしまう事を防ぐため。
  • 無気力相撲の抑制
  • 興行を盛り上げるため

などなど、様々な要素が含まれているので、一気に全部決まるわけではなく、その時の状況に応じて、取組が決められるという事なんですね。

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相撲の取組の組み合わせ条件は?

相撲の取組の組合せは、基本的に番付順位によって編成されていきます。

 

場所が進むにつれて、勝ち星が多い力士は番付が下位でも横綱や大関戦に大抜擢されることがあります。

ここで番付下位(前頭)が勝利をすると金星となり、報奨金もプラスされたりします。

また、休場などにより幕内の人数が奇数になった場合は、十両の力士と取組が行われます。

 

番付の順番や待遇の違いについてはこちらで確認できます。

関連ページ

>>相撲の番付の順番って?階級が違うと何が変わる?

 

ちなみに幕下以下の取組は全部で7回しか対戦がないので、4回勝てば勝ち越しになり、二日に一回のペースで行われています。

 

絶対にない?組合せ

今では行われていない取組が、

  • 同部屋同士
  • 兄弟同士
  • 4親等以内の力士

同じ部屋の力士とは対戦しない条件となっています。

 

また、兄弟対決もその条件にあって、部屋が違ったとしても対戦は組まれません。

兄弟というのも、義兄弟を含みます。

 

ただ、これには例外もあり、優勝決定戦は例外となります。

 

例えば、平成7年の11月場所で優勝決定戦をした

若乃花(兄:大関)VS貴乃花(弟:横綱)

しかも同部屋という、ふだんなら絶対にありえない一番が行われた時がありました。

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相撲の取組の順番は?

相撲の取組の順番で、基本的に番付上位16人の力士は総当たり戦になります。

横綱が番付の下の力士ばかりと対戦して優勝しても意味ないですからね。

 

今は、だいたいですが初日は

  • 横綱-小結
  • 大関-前頭筆頭
  • 関脇-前頭二枚目

これに続く前頭は、同じくらいの番付力士の対戦でカードが組まれていくと思います。

 

2日目はこれがズレて

  • 横綱-前頭筆頭
  • 大関-前頭二枚目(前頭筆頭、小結)
  • 関脇-前頭三枚目
  • 小結-前頭四枚目

などといったような感じでしょうか。

もちろん、これはただの目安ですのであくまで参考程度で。

 

後半に盛り上がる取組が決まる

まあ、だから大関と横綱がいきなり初日からやりあうようなことはないですね。

大相撲といっても興行ですので、終盤に面白い取り組みを持っていけるようにするのが普通です。

 

ただ、貴乃花(当時18歳、貴花田:前頭筆頭)VS千代の富士(横綱)のようなカードが、いきなり初日から組まれた取組もあったりしました。

 

これはこれでかなりの盛り上がりなので、こういった粋なはからいがある時も。

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相撲の取組の決め方:あとがき

相撲の取組の決め方はどのようにして行われるのか。

その順番や組み合わせの条件はどうなっているのか。

まとめましたがいかがでしたでしょうか。

 

他にもいろんな割の決め方や例外などあると思いますが、基本的な事柄で、相撲初心者が知っておきたいポイントをまとめてみました。

実際あらためてまとめてみると、意外とわからないことも多く、私も全然相撲初心者でした・・・。

でもこれで、基本的なことはまとめられたと思います。

 

相撲の取組の決め方のまとめとして、

  • 取組を決めているのは「取組編成会議」
  • 最後まで取り決めは決まっておらず、本場所の成績次第で変わる。
  • 千秋楽付近が一番盛り上がる取組に。

このようなところでしょうか。

相撲観戦の際の一つの醍醐味として、この取組表も楽しめるのではないかと思います。

その本場所の取組の流れですが、結構朝早くからやっています。

関連ページ

>>相撲の開催場所ってどこなの?その順番や1日のスケジュールは?

開催場所も含めて一日の流れを抑えておくと、お目当ての力士をしっかりと見れますよ!

 

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