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サーキュレーターと扇風機との違いって何?その構造は?

2016年5月18日

サーキュレーター 扇風機 違い

家電量販店でも様々なサーキュレーターが販売されていますが、何となく

check002  風を起こす機械なんでしょ?

こんな風に感じている人も多いと思います。

だから、扇風機との違いがはっきりとわからないので、

  • 扇風機の変わりにサーキュレーターを買ってしまったけどしっくり来ない。
  • 購入してからどういうものなのか知った。

という人も少なくないようですね。

では、サーキュレーターと扇風機との違いは一体何なのでしょうか?また、サーキュレーターの構造は扇風機と比べてみるとどんな違いがあるのか?

それぞれの特長について触れながら、これらのポイントをまとめましたのでご覧ください。

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サーキュレーターと扇風機の違いって何?

サーキュレーターも扇風機も、

「風を起こす。」

といった目的は変わらないのですが、そのアプローチの方法が全く違うので、同じように見えてもその機能はちょっと違います。

扇風機はあなたもご存知のとおり、

「扇風機で起こした風を体に直接当てて涼しくする。」

ということが目的ですよね。

でも、サーキュレーターの目的は、

「部屋の空気を循環させる。」

という部分に違いがあります。

ですので、

085145   サーキュレーターは直線的に強い風が起こる。

といった特徴を持っているのです。

一方の扇風機は、優しい風が広範囲に出る。

このような違いが見られるのですね。これが扇風機とサーキュレーターのもっとも大きな違いといえるでしょう。

これによって何の役に立つのか?

というと、いくつか具体的な例を出したほうがわかりやすいので、それに沿って説明していきますね。

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エアコンの風を循環させて温度を均一化させる。

サーキュレーターの最大の目的は、

エアコンの風を循環させて温度を均一化させる、遠くに届ける。

この事の為にあるといってもいいでしょう。

ですので、サーキュレーターが力を発揮するのはエアコンと併用した時です。

例えば、台所とリビングが同じ部屋にある家も多いと思いますが、お母さんが台所で料理をし、子供がリビングで遊んでいる。

 

こんな光景よくありますよね。

でも、

リビングではエアコンをつけていて涼しいけど、台所は涼しくならない。
こんな悩みに対してサーキュレーターを使うと、エアコンから出た冷たい空気を台所まで運んでくれる中継役として役立ってくれるんです。
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暖房を循環させて温度を均一化させる。

エアコンは冷房だけでなく暖房でも使いますよね。

でも、暖房の場合、足元がずっと冷たいままだと感じたことはないでしょうか?

実は冷たい空気暖かい空気と比べると重たいため、床に冷気が溜まりがちになるんですね。

そこで、サーキュレーターを使うことで、天井付近の暖かい空気を循環させ、温度を均一化させて足元も暖かくしようといったことに役立てることができるのですね。

補足

もちろんこれらの使い方には、部屋の広さや置く場所、途中の障害物などによってその効果も変わってくるので、すべての人にとって役に立つものではありませんが、使い方によってはこれで電気代の節約に繋がったり、普段エアコンが届かないようなところまで風を送ることができるようになったりするんですね。

 

扇風機とサーキュレーターとの具体的な違いのまとめ

扇風機とサーキュレーターの違いについて簡単に見てもらいましたが、具体的には他にも違いがたくさんあります。

では、一体どんなところに違いがあるのか、扇風機とサーキュレーターとの具体的な違いについてまとめました。

 

扇風機の良い点

サーキュレーター06

  • 左右に首を振ることができる。
  • タイマー付きが多い。
  • リモコン付きが多い。
  • 風量が数段階で調節できる。
  • 分解しての掃除ができる。
  • 風を身体に直接あてて涼しさを感じる。
  • 寝る時に使える。
  • 音はわりと静か。
  • 広い範囲(扇状)に風が届く。

 

サーキュレーターに比べて扇風機が劣る点

  • 風が届く距離は短い。
  • 上下に角度を変える範囲は小さい。
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サーキュレーターの良い点

サーキュレーター10

  • 上下に角度が変えられる。
  • 部屋の空気を循環させる。
  • 風が強く遠くまで届く。
  • 広い部屋での使用に向いている。
  • 洗濯物を乾かす時にも使える。
  • 冷房だけでなく暖房でも使うシーンが多い。
  • 湿気の強い日は除湿機とも併用できる。

 

扇風機に比べてサーキュレーターが劣る点

  • タイマーやリモコン付きの物は扇風機ほど多くない。
  • 風量の調節が2~3段階程度。
  • 分解しての掃除がしにくい。
  • 体に当てるのには向いていない。
  • 音の気になるものも多い。
  • 首振り機能はない物も多い。
  • ホコリが舞いやすい。

 

扇風機とサーキュレーターではこのような違いがあります。

どちらも使い方がハッキリとしているので、どういう場面で使ったらいいのかというのがこれでわかりますね。

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サーキュレーターと扇風機の違いは構造に関係している?

サーキュレーターと扇風機の特徴の違いについて見てきましたが、この2つは似ているようで全く使い方が違いますよね。

それは、それぞれの構造の違いにも関係しています。

扇風機は体に風を当てて涼しさを感じるように作られているので、風の出方は広範囲で優しい風になっていますよね。

そのため、羽の前のカバーは「網状」になっていて、扇形に風が向くように作られているのがわかると思います。

サーキュレーター06 サーキュレーター07

風はこれで色んな方向に向かいますよね。

 

一方のサーキュレーターの構造を見てもらいましょう。

サーキュレーター10

これがサーキュレーターですが、扇風機の網の部分だったところに注目してください。

サーキュレーター08

見てわかるように、風が直線方向に行くように周りはキッチリと覆われています。だから、ファンによって生み出された風が外に逃げることなく、直進方向にすべて集約されるので強い風が遠くまで届くといった構造になっているのですね。

 

サーキュレーターと扇風機のカバーの違い

上の写真を見てもらってわかるように、サーキュレーターと扇風機の構造の違いを知ることができましたが、実はまだ構造の秘密が隠されています。

それは一体何なのかというと、カバーの風の進行方向を決める部分に違いがあります。こちらの写真を見てもらうとわかりやすいですが、

サーキュレーター11

このように渦を巻いていますよね。

これによって、「スパイラル気流」と呼ばれるような空気の流れが発生するので、これによって直線的で遠くまで強い風を生み出せるような構造になっているんです。

こう見ると、扇風機とサーキュレーターってかなりの違いがあることに気づかされますね。

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あとがき

サーキュレーターと扇風機の違いについて見てきましたが、構造も含めてみるとよりその違いが明らかになったと思います。

扇風機は今まで使ってきたように体に当てて使うことが主流ですが、サーキュレーターの場合は部屋の空気の循環が目的になることが多いので、部屋が狭かったりするとあまり活躍の場はないかもしれません。

扇風機とサーキュレーターについて

扇風機とサーキュレーターのメリットとデメリット、違いや共通点をこちらのページでまとめています。

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